【楽天】藤田Vバスターでロッテに0・5差…退任報道の平石監督、采配ズバズバ的中

6回2死一、三塁、島内の中前適時打で生還した渡辺佳(左)を笑顔で迎える平石監督(カメラ・岩下 翔太)
6回2死一、三塁、島内の中前適時打で生還した渡辺佳(左)を笑顔で迎える平石監督(カメラ・岩下 翔太)

◆ソフトバンク2―6楽天(18日・福岡ヤフオクドーム)

 甘いマスクが何度も崩れた。同点の6回。平石監督の采配が面白いように決まった。藤田のバスターが勝ち越し打となり、渡辺佳もセーフティースクイズを決めるなど3点を奪った。会心の試合運びでソフトバンクを撃破し、「サインのことは言えないけど、選手がよく決めてくれた」。勝率を5割に戻し、3位・ロッテに0・5差に迫った。

 6回無死一、二塁。藤田がバントの構えを見せると、一塁の内川が猛チャージ。これを見て2球目をヒッティングに切り替えた。猛然と突っ込んできた内川のわずか右を抜けたゴロは右前に転々。「あそこにきっちり打てる。さすが一也」とベテランをたたえた。

 まだ終わらない。なお無死一、三塁で、渡辺佳はセーフティースクイズだ。一塁ベースにつき、前進できない内川をあざ笑うかのようにきっちりと一塁前に転がして4点目をもぎ取った。「いろいろ想定した中で、確率の高い方法を選んだ。佳明のバントもよかった」と指揮官。その後に島内の適時打も飛び出し、一気に試合を決めた。

 逆風を自らの手ではね返した。この日、自身が退任を決意したとの一部報道があったが「指導者になってから、来年の自分の立場を気にしてやったことは一度もない。目の前の試合をどう勝つか。それ以外にない」。逆転でのCS進出に向けて残り試合に全力を尽くす姿勢を示し、その言葉どおりの采配を見せた。

 19日は、いよいよロッテとの今季最後の直接対決。勝てば、今月4日以来のCS圏内返り咲きとなる。「ガチガチになってもしょうがない。みんな気合が入ると思うし、思い切ってぶつかっていきたい」と指揮官。先発は中7日の則本昂。チームの総力を結集して、最大のライバルをたたきにいく。(片岡 泰彦)

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