那須川天心VS武尊が再燃…夢のビッグマッチは実現するのか?

那須川天心(左)と武尊
那須川天心(左)と武尊

 キックボクシング界の“神童”那須川天心(21)が16日、幕張メッセ・イベントホールで開催された「RISE WORLD SERIES 2019 Final Round」のリング上で、K―1の3階級王者・武尊(28)との対戦をの名前を挙げ、「強い物同士たちをワールドシリーズみたいに集めて、戦わせる場所が本当の興行なんじゃないですか。ボクは逃げも隠れもしないです。SNSで書き込んだりするなら、さっさと正式な話を下さい。俺は待ってます」とぶちあげたことで、夢の対決実現への機運が高まっている。

 那須川と武尊の因縁の発端は2015年の「RIZIN」旗揚げにある。新生K―1をけん引して人気、実力ともにキック界ではトップだった武尊に対し、那須川は18歳ながらRISEバンタム級王座を獲得するなど注目が集まり始めていた。

 15年11月に行われた「K-1 WORLD GP 2015」で王座を防衛した武尊に、観戦に訪れた那須川が退場時に「大みそかで」と対戦を直訴。当時このことを武尊は「ファンだと思ったのでハイタッチしたんですが、気付きませんでした。周りがうるさかったので何を言っているかは聞こえなかったです」と振り返っている。年末のRIZINの旗揚げ興行には武尊だけが出場した。

 その後、那須川が所属する「RISE」と、武尊の「K―1」が交渉を行うも、折り合い着かず。中立の立場にある「RIZIN」の高田延彦統括本部長がツイッターで両選手の対戦をあおる書き込みを行い、すぐ訂正と謝罪をするという事態が起きた。さらに、対戦アピールを続ける那須川に対し、K-1が損害賠償請求を起こすとアピール合戦は消沈していった。

 そして、18年12月のK-1大阪大会で武尊が「団体の壁とかいろいろありますけど、僕は中途半端なことをファンの人たちに言いたくない。格闘技界を変えると言ってきてるので時期は分からないですけど、僕は実現させようと思っている」と天心戦をにおわせる発言をリング上で放ったことで再びファンは加熱。今月16日の「RISE」で那須川が武尊の名前を出して、対戦に向けて大きな一手を打った。

 那須川は17日の会見でK―1との交渉が難航している理由について「『独占契約で、3年間こっちに来てください』と言われる」と説明した。元K―1スーパーフェザー級GP王者の大雅が18年3月にK-1との契約のもつれから団体を移籍する事態が起きた際にK-1の契約内容は「試合をする毎に1年間の拘束」と明かしており、那須川が突きつけられたとされる「3年独占契約」は過酷な内容であることは明白だ。

 K―1とRISEの試合はともにインターネット放送局のAbemaTVが中継しており、テレビ東京がK-1のレギュラー番組を放送しているが、ここまでのビッグマッチの興行となると、地上波キー局による中継がスポンサー獲得にも必須になってくる。やはり、フジテレビがゴールデンタイムで特番中継を組んでいるRIZINを巻き込むことが現実的だろう。フジテレビは旧K-1の東京ドーム興行を成功させている実績もある。大みそか格闘技の元祖であるTBSやAmebaTVの親会社にあたるテレビ朝日など他局が割って入ることはあるのか。両者の試合スケジュールを考慮すると今年の大みそかでの実現は厳しそうだが、来年大みそかまでは待てないだろう。

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