◆第72回秋季関東地区高校野球山梨大会 第5日 ▽1回戦 山梨9―2韮崎=7回コールド=(16日、山日YBS球場)
山梨は韮崎とのノーシード対決に大勝し、秋は2012年以来7年ぶりに初戦を突破した。同年も1回戦で韮崎と対戦し13―6で勝利していた。
先発のエース右腕・有賀華乃助(あるが・はなのすけ)が、公式戦初登板で7回7安打2失点(自責1)と好投。「疲れましたが、自分が投げきるつもりだった。次の回は考えず、その回その回を全力投球でいった」と充実の表情で振り返った。
今夏まで二塁手だったが、新チームになり、小学生以来という投手に挑戦。直球は110キロ台だが制球良くコーナーに投げ分け、スライダーとのコンビネーションもさえた。
23日の2回戦は甲府商と対戦する。相手は甲子園経験もある強豪校だが、山梨は今春の2回戦で昨秋4強の甲府城西と対戦し、延長10回3―2で競り勝ち、5年ぶりの公式戦勝利を挙げた“ジャイアントキリング”の実績がある。
有賀は甲府城西戦で、延長10回に決勝スクイズを決めた。甲府商戦へ「相手は自分たちよりはるかに力が上だが、同じ高校生。(甲府城西戦で)強い相手でも、自分たちがやるべきことをしっかりやれば勝てるということを証明できたと思う。やるべきことをやって、勝って8強を目指したい」と闘志を燃やした。