八村塁に大歓声 中国のバスケ人気に驚いた

W杯のトルコ戦でプレーする八村塁(ロイター)
W杯のトルコ戦でプレーする八村塁(ロイター)

 9月15日、4年に1度のバスケットボールW杯はスペインの2度目の優勝で幕を閉じた。日本は八村塁、渡辺雄太、ファジーカス・ニックがそろった“日本版ドリームチーム”で06年世界選手権(現W杯)以来、13年ぶりに出場。直前の親善試合では世界5位のアルゼンチンと接戦を繰り広げ、世界22位の格上ドイツを撃破するなど勢いに乗ったが、本番では5戦全敗と厳しい現実を突きつけられた。

 戦いの舞台となったのは中国。その盛り上がりは想像をはるかに超えていた。中国と言えば「卓球王国」の印象が強いが、実はバスケットボールも卓球と肩を並べる人気スポーツ。現地の記者は「日本でのプロ野球人気と同じ」と教えてくれた。

 確かに日本の1次リーグの会場・上海は、中国代表がいないにも関わらず1万8000人収容の会場が連日超満員。世界1位でNBAの精鋭12人がそろった米国の試合はもちろんだが、日本対トルコ、日本対チェコ、トルコ対チェコの試合も満員。天井近くまで観客で埋まっていた。

 観客席には、スーパースターのユニフォームを着たファンを数多く見かけた。レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントなど現役選手を始め、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、スコッティ・ピッペンなどレジェンドまで。その中に、八村のウィザーズユニフォームを着た人もいたから驚きだった。

 ヒューストン・ロケッツで大活躍した229センチの姚明(ヤオ・ミン)らを生んだ中国では毎年、NBAドラフトは大きな注目を浴びるという。「八村選手のドラフト1巡目指名はすごいこと。バスケファンはみんな知っている」と地元記者。連日新聞やTVでも大きく扱われ、W杯期間中にもミックスゾーンには、日本メディアはもちろん、中国メディア、その他海外メディアが八村のインタビューに集まった。

 試合が始まるとさらに八村への注目度の高さに驚かされた。9月1日の1次リーグ初戦・トルコ戦。選手の登場ゲートになにやら群がる大勢のファン。八村が姿を現すと一斉にシャッター音が鳴り、大歓声。試合前に「Rui Hachimura」とコールされると会場が沸いた。日本だけでなく、中国でも注目の的の八村塁。アジアのバスケファンの期待を背負い、最高峰NBAの舞台で輝きを放つ。(小林 玲花)

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