◆西武6×―5ロッテ(15日・メットライフドーム)
ロッテは2試合連続のサヨナラ負け。西武戦は8連敗となった。井口資仁監督(44)は「ミスをした方が負ける。やるべきことをやらないとこういう(競った)ゲームは負ける」と敗因を指摘した。
延長11回2死で木村の左中間への飛球を荻野と加藤が交錯して後逸。一気に生還を許し、万事休した。
先発・種市は4回まで無失点も5回2死から3連打を浴びて同点とされた。しかし、6回2死二、三塁のピンチでは秋山を空振り三振に仕留めて勝ち越しを許さなかった。
打線は2回に清田の10号ソロで先取点を挙げたが、その後は榎田の前に決定打が生まれず、嫌なムードが漂った。それでも1―1の7回2死満塁のチャンスで鈴木が真ん中高めの直球を左中間に運ぶ走者一掃の二塁打。ベース上では両手をたたいて、ガッツポーズを繰り出した。
連敗ストップの機運が高まったが、悪夢が待っていた。7回に岩下が1点を失うと、8回にドラフト2位・東妻が2四球と秋山の右前打で1死満塁のピンチを招いて降板。後を継いだ同5位・中村稔も源田に右前2点打を浴びて同点とされた。さらに続く森にも右越え二塁打を許し、勝ち越し点を献上した。左肩痛を抱える松永が離脱中。8回のピンチでルーキー左腕に託したが、荷が重かった。
9回に荻野がこの日4安打めとなる右前適時打で同点に追いついたが、最後に力尽きた。
チームは敵地で6連敗。試合には井口監督は「なぜか、この球場だとリズムに乗れないというか…あまり苦手意識はないが、結果的にそうなってしまう」と首をかしげていたが、あと一歩のところで手痛い黒星となった。