勝負の分かれ目は大迫傑の振り向き 逆転の服部勇馬「いけるか」

東京五輪出場を内定させた服部勇馬。右は3位の大迫傑
東京五輪出場を内定させた服部勇馬。右は3位の大迫傑

◆2020年東京五輪マラソン代表選考会(MGC) 15日、東京・明治神宮外苑前発着=42・195キロ

 男子は、残り約3キロで抜け出した中村匠吾(26)=富士通=が2時間11分28秒で優勝した。服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が2時間11分36秒で2位に入り、それぞれ五輪代表に内定した。

 日本記録(2時間5分50秒)保持者の大迫傑(28)=ナイキ=は残り1・2キロで先頭の中村に追いついたが、残り約700メートルで突き放され、さらに残り約300メートルで服部にも逆転を許し、代表内定を逃した。

 ラスト2・195キロを6分18秒、1キロ換算すると2分52秒2の猛スピードで駆け抜けた中村が完勝。2位と3位の分かれ目は、中村に突き放された大迫が残り約450メートルで、追走する服部を振り返ったシーンだった。

 「3番手になった時(代表内定は)きついか、と思ったが、大迫さんが後ろを振り向いた時、いけるか、と思い直した。無我夢中で走った。大迫さんを抜いた時はよく覚えていない。気がついたらゴールだった」

 土壇場で逆転した服部は静かに壮絶なレースを振り返った。

 中村、服部、大迫の勝負を日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダー(63)も絶賛。「日本マラソン史に残る名勝負だった」とたたえた。

 女子は前田穂南(23)=天満屋=が2時間25分15秒で優勝、鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=が2時間29分2秒で2位。男女ともに上位2選手が五輪代表に内定した。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請