名古屋大の「黒縁めがね」松田亘哲に7球団が集結「試合に勝てたのは良かった」

ドラフト候補の名古屋大・松田
ドラフト候補の名古屋大・松田

 愛知大学野球3部Bリーグに所属する名古屋大の松田亘哲(ひろあき)投手(22)が14日、南山大戦に先発し9三振を奪って7安打2失点で完投した。高校ではバレー部に所属し、硬式野球の経験がなかった最速148キロ左腕は「黒縁めがね」がトレードマーク。この日は7球団のスカウトが熱視線を送り、今秋ドラフト候補として注目度が高まっている。

 黒縁めがねの左腕・松田が7球団、計17人のスカウトの視線を独り占めにした。この日の最速145キロの直球にスライダーやカットボールなどをおり交ぜて、回を重ねるごとに調子を上げた。南山大相手に2失点、9奪三振で完投。「スカウトの方がいたアピールの場で、真っすぐが浮いた。試合に勝てたのは良かった」と話す松田に浮かれる様子はない。

 異色の経歴の持ち主だ。中学で軟式野球の経験はあるが、高校では「仲の良い子が入ったので」と3年間バレーボール部に所属した。しかし、甲子園での同世代の活躍やプロ野球の試合を見て、野球への情熱が湧いた。名古屋大に入学後、硬式野球部に入った。

創部70年目初プロ誕生か!? 入部当初は体重62キロと細身で、直球も「120キロぐらいだった」。食事量を増やしてサイズアップを図り、熱心に練習に取り組むと、1年秋には球速が140キロ台に。今春リーグ戦前からは、プロのスカウトも視察に訪れるようになった。「野球は今しかできない」と、名古屋大で初となるプロ志望届を提出。服部匠監督(53)も「パワーのあるまっすぐが魅力。昨年に比べると、想像もつかないほど注目を集めている」と興奮を隠さない。

 トレードマークの黒縁めがねは「めがねで、すごい選手がいる」と周囲に思わせるためだ。松田はプロからの指名がなければ、国内の独立リーグに進むつもりだ。創部70年目の名古屋大から、初のプロ野球選手は誕生するのか。今年のドラフト会議は10月17日に行われる。(中間 卓也)

 ◆松田 亘哲(まつだ・ひろあき)1997年5月16日、愛知・岩倉市生まれ。22歳。岩倉北小1年で野球を始め、岩倉中では「小牧ジュニアハイスクールベースボールクラブ」に所属。江南高ではバレー部で活動。硬式野球の経験なし。好きなアイドルは日向坂46で、推しメンは渡邉美穂。左投左打。176センチ、80キロ。

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