【駅伝から世界へ】鈴木亜由子、2度目マラソン「本能に任せる」

MGCの会見に出席した鈴木
MGCの会見に出席した鈴木

◆鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=

 東京五輪代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ、15日)の公式会見が13日、都内で行われ、15年北京世陸5000メートル9位の鈴木亜由子は右足第2中足骨の疲労骨折のため欠場する同僚の関根花観(23)の思いも背負って挑む。女子は関根の他に前田彩里(27)=ダイハツ=が右大腿(だいたい)二頭筋付着部の腱(けん)損傷のため欠場し、全10人でのレース。男子は一色恭志(25)=GMOアスリーツ=が最終調整の状態を見て出場を断念した。

 見えないタスキをつなぐ。2度目のマラソンがMGCの鈴木は「ここまでやるべきことをやれた。勝負所はどこになるかわからないが、体が動いたところで本能に任せて走りたい」。15年北京世陸や16年リオ五輪をトラック種目で駆け抜けたスピードスターが五輪切符をつかむ可能性は十分だ。

 同僚の関根が欠場。14年にチーム1期生として入部した2人は、16年全日本実業団女子駅伝でタスキをつなぎ、創部3年目での初優勝に貢献した。18年名古屋ウィメンズで2時間23分7秒をマークした関根を見て、初マラソン挑戦への踏ん切りがついたという27歳。「花ちゃん(関根)も次に向けてやっている。今度は自分が突破して、背中を押してあげたい」と負けられない理由を語った。

 ケガがちだった体もマラソン練習に慣れ、初マラソンVを果たした18年北海道よりも充実した練習を積み上げた。「元気にスタートラインに立つということはクリアできた。これなら、どんな結果も受け止められる」。実家の祖母から送られてきたという黒豆と黒ニンニクでスタミナも十分。最高の結果を仲間へと届ける42・195キロが始まる。(太田 涼)

 ◆鈴木 亜由子(すずき・あゆこ)1991年10月8日、愛知・豊橋市生まれ。27歳。小学2年から陸上を始め豊城中ではバスケットボール部に所属しながら全中1500メートル連覇。時習館高へ進み、全国高校総体3000メートル8位。名古屋大経済学部を経て2014年に日本郵政グループに加入。15年北京世陸5000メートル9位。18年北海道で初マラソンに挑み2時間28分32秒で優勝。初ハーフとなった19年丸亀では1時間7分55秒の日本歴代3位をマーク。家族は両親と兄、姉。154センチ、38キロ。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請