【阪神】メッセンジャー、徳島戦5回4失点で心折れたか…記者が見た

12日、四国IL・徳島との交流試合に登板したメッセンジャー
12日、四国IL・徳島との交流試合に登板したメッセンジャー

 阪神は13日、ランディ・メッセンジャー投手(38)の今季限りでの現役引退を発表した。この日午前に本人から球団に引退の申し出があり、了承した。今季から外国人登録枠を外れるなど、10シーズンにわたって大黒柱として活躍。目標としていたNPB通算100勝まであと2勝に迫りながらユニホームを脱ぐ。

 予想外の早さでの引退発表だった。今季年俸は3億5000万円だが、減俸を受け入れれば来季も阪神でプレーできた可能性は高い。基本給を抑え、出来高を厚くする方法もあった。しかし限界を悟ったのだろう。メッセンジャーはシーズン後の交渉すら望まなかった。

 8月の再来日後、ファームの関係者は状態の良さから「表情が明るくなった」と口をそろえた。メッセも周囲に「CSへ導きたい。力になりたい」と終盤の昇格に向けた意欲をにじませていた。牧ら若手には「ストレッチとか投内連係とか何でもない練習が大事だ。時がたてば全然違うぞ」と、ご機嫌で助言していたほどだ。

 ただ、結果が出なかった。12日の徳島戦は5回4失点。相手はNPBではない。日程も残りわずか。心が折れてしまうには十分だった。悪態をついたのも、闘志の裏返しだったのではないか。谷本球団本部長は「最後まで侍だったなという気がします」と評した。日本人より日本人らしいエースは、愛する阪神で現役を終える道を選んだ。(嶋田 直人)

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