【阪神】メッセンジャーが引退…2軍戦乱調「中指立て」悪態から一夜明け申し出

7月10日、甲子園での巨人戦でKOされたメッセンジャー。最後の1軍登板となった
7月10日、甲子園での巨人戦でKOされたメッセンジャー。最後の1軍登板となった

 阪神は13日、ランディ・メッセンジャー投手(38)の今季限りでの現役引退を発表した。この日午前に本人から球団に引退の申し出があり、了承した。今季から外国人登録枠を外れるなど、10シーズンにわたって大黒柱として活躍。目標としていたNPB通算100勝まであと2勝に迫りながらユニホームを脱ぐ。

 エースが現役生活を終える決断を下した。12日のファーム練習試合の四国IL・徳島戦(鳴尾浜)で5回4失点と打ち込まれてから一夜が明け、鳴尾浜のファーム施設を訪れた右腕は球団に意思を伝えた。13日の中日戦(ナゴヤD)前に取材に応じた谷本球団本部長は「思い通りにならないところで、潔くユニホームを脱ぎたいという申し出がありました」と経緯を説明した。

 今季、5年連続6度目の開幕投手を務めたメッセンジャーは、4月5日の広島戦(マツダ)で日米通算100勝を達成。しかしその後の登板では打ち込まれる試合が目立ち、3勝7敗、防御率4・69で7月11日に出場選手登録を抹消された。7月下旬に右肩の治療とリハビリのために米国へ一時帰国し、8月に再来日。同21日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で実戦復帰したもののファームでも結果が出ず、12日の徳島戦ではカメラマン席に向かって中指を立てたり、かみたばこを投げ込んだりするいら立ちを見せていた。

 10年の来日当初はリリーフで起用されたが、シーズン途中から先発に転向。翌11年から昨季までの8年間で7度も2ケタ勝利を挙げるなど先発陣の柱となり、通算98勝を重ねた。外国人ではバッキーの持つ球団記録の100勝まであと2勝に迫り、本人も並々ならぬ意欲を見せていた。大のラーメン好きで日本文化にも深くなじみ、「甲子園の声援は世界一」と公言して阪神ファンからも愛された。現役をともにした矢野監督も「ずっとチームの中心で引っ張ってくれた」とねぎらった。

 引退会見は近日中に行われる予定。功労者として、球団もポストの用意を計画している。引退試合についてはCS争いを続けているチーム状況次第になるが、何らかの形でファンに最後の姿を見せることになりそうだ。今季限りで退団する鳥谷に続き、同学年の最強助っ人も、タテジマに別れを告げる時が来た。

 ◆ランディ・メッセンジャー(Randy Messenger)1981年8月13日、米ネバダ州生まれ。38歳。2000年にスパークス高からマーリンズに入団し、ジャイアンツ、マリナーズを経て09年オフに阪神入団。14年に13勝を挙げて最多勝に輝く。通算成績は262試合に登板して98勝84敗1ホールド、防御率3.13。198センチ、109キロ。右投右打。

野球

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請