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【Bリーグ】初参戦の静岡、歴史的勝利誓った PG大沢「静岡を盛り上げたい」

司令塔としてチームを引っ張る大沢
司令塔としてチームを引っ張る大沢

 バスケットボールのB3リーグに初参戦するベルテックス静岡が13日、開幕戦のアイシンAW(14日午後5時5分・静岡市中央体育館)を前に静岡市清水区の三保体育館で調整した。静岡市出身で、初代主将に任命されたPG(ポイントガード)大沢歩(28)が開幕白星を誓った。B2香川から移籍したプロ5年目の司令塔が、地元で躍動する。

 準備は整った。歴史的一戦を前に、ベルテックス静岡の大沢主将が決意を新たにした。「開幕戦はめちゃくちゃ重要。まずは、勝つこと。そして戦う姿勢をどれだけ見せられるか」。地元・静岡市生まれ。静岡学園高で主将を務め、高3で県選抜メンバーとして国体2位に貢献した。静岡にプロチームが出来ると聞き、居ても立ってもいられずB2香川から移籍。「バスケで静岡を盛り上げたい」の思いは誰よりも強い。

 最終調整を終えて、気持ちも少しずつ高まってきた。7月1日にチームが始動して2か月以上が経過。「お互いのプレーが明確になってきた」。実戦形式などを消化して戦術も少しずつ浸透。「現在の完成度は85パーセントぐらい。今、100になっても、しょうがないので」。60試合と長いリーグ戦を戦いながら完成形を目指す。

 6人きょうだいの末っ子。中3の時に、調理師だった父・常弘さん(享年47)が他界した。ショックで落ち込んだが、バスケに救われた。小学生のころからNBAの試合をテレビで見て憧れていたプロの世界。「絶対プロバスケ選手になる」。最愛の人が亡くなって、一層思いが強くなった。

 15年にbj広島で始まったプロ人生は今季で5年目。「家は決して、裕福じゃなかった。父が死んで、県外に出ていた兄が静岡に戻ってきて就職したり、私立の高校を諦めて公立にいく姿を見ているので、その分も頑張らないないと」。応援してくれる家族の支えが、今でも力になっている。

 泥臭いプレーが持ち味。「かっこいいダンクばかりが人を魅了する訳ではない。ルーズボールだったり、ディフェンスだったり、必死にボールを追う姿を見て欲しい」と初代主将。静岡市にプロチームが出来て初のシーズン。B3優勝へ向けてベルテがいよいよ、船出する。(塩沢 武士)

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