羽生好調 公式練習で4回転半トライ直訴もコーチに止められる

羽生結弦
羽生結弦

 フィギュアスケートのオータムクラシックは12日にカナダ・オークビルで開幕する。男子で五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が12日、公式練習後に取材に応じた。「しっかり積むべきものは積んできたと思っているので、それがどのように初戦で作用するのか、試していきたいなというのがまずは一番と。あとはとにかく、早くこの構成でまずは完成させたいなという気持ちが強いです」と今季初戦に向けた意気込みを語った。

 プログラムはSPは「秋によせて」、フリーは「Origin」を2季連続で選んだ。今大会のフリーのジャンプ構成はループ、サルコー、トウループの3種類4本の4回転を予定している。オフの間に、世界で成功例がない4回転半ジャンプに取り組んできたが、3週間前に練習を中断し、今季初戦を迎えた。

 羽生は左足首は痛み止めを服用していた時期があったが、1か月前からは薬なしで練習できているという。この日の練習ではループ、サルコー、トウループの4回転ジャンプを成功させるなど好調をアピール。ルッツはやや乱れながらも着氷した。「調子次第とSPの結果次第で、ルッツに挑戦したりだとか、後半の構成をちょっと変えたりとか、色々オプションはあると思うので。色んなことを練習してきましたし、色々試せる試合にしたいなとは思っています」。

 練習終了間際だった。高さと幅のある2回転半のディレードアクセルを跳んだ後、ジスラン・ブリアンコーチに向かって4回転半ジャンプ挑戦を直訴。ジスラン氏は「今日は本当に調子がいいからって。でもやめた方がいいって言ったんだ。もう少しでやるところだったよ」と笑っていた。それほど好調な滑りだった。

 昨季は初戦後に「五輪が終わって、ちょっと抜けていた気持ちの部分が、また自分の中にともった。火をつけられたような状態」と話した羽生。今季は少し、心の持ちようが異なる。「気持ちがずっと切れてないので。自分にとっては世界選手権というのは先シーズンのことかもしれないんですけど、やっぱりけがをしてから世界選手権までが時間が空いたというのがあって、なんかもうあの時点から今シーズンが始まっていたという感覚があるんですね。あの試合からずっと続いている気持ちがあるので、しっかりと挑戦もしてこられた。トレーニングしてきたことを、しっかり発揮したいなという気持ちがすごい強い試合です」。

 男子SPは13日13時50分(日本時間14日2時50分)に行われる。羽生は4番滑走で14時14分(同3時14分)登場予定。

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