2度のインタビューで確信した眞栄田郷敦の将来性、必ず日本のドラマ界・映画界の中心に立つ

本紙のインタビューに応じた眞栄田郷敦(6月)
本紙のインタビューに応じた眞栄田郷敦(6月)

 15日に最終回を迎えるTBS系日曜劇場「ノーサード・ゲーム」(大泉洋主演)。優勝を目指すラグビーチーム「アストロズ」に、新戦力として加入。エースのSO(スタンドオフ)の浜畑(廣瀬俊朗)とレギュラーを争い、劇中に爽やかな風を吹かせるのが七尾圭太役の眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)だ。粗削りながら、今作が連ドラデビュー作とは思えない堂々の演技をみせる。

 身長180センチの長身、端正な顔立ち。千葉真一を父親に持ち、兄の新田真剣佑も俳優として活躍する。眞栄田は幼少期を米国で過ごし、中学入学のタイミングで日本に移ったが、学生時代は音楽に熱中。俳優を志すようになったのは昨春からで、ここ1、2年の出来事だ。新田出演の映画「ちはやふる―結び―」(広瀬すず主演)の舞台あいさつに足を運んだことで、運命が激変。スクリーンで見る兄の芝居に心を奪われ、俳優の道を目指すと決めた。

 千葉にそのことを伝えると、「やるからには上を目指してやれ」と背中を押された。物事をとことん追求するタイプ。5月公開の映画「小さな恋のうた」で俳優デビューをつかむと、今作も3回のオーディションを勝ち抜き、役を射止めた。

 「本気で決めたかった役」と公言するほど、作品にほれ込んだ。「(最初の)オーディションに行ったら、みんな体が大きくて経験者ばかり。(俺の今の)体形じゃ、この話決まらないなと思い、とにかく食べて筋トレを繰り返しました」。ラグビーシーンがあるため、筋トレと食事などで15キロ増量し、体重を80キロ近くにした。トップリーグのパナソニックの練習に参加するなど徹底的に役作り。スポーツ選手らしく見えるように肌も焼き、この作品に全てを懸けた。

 記者は5月と6月に2度、インタビューをする機会に恵まれた。その時の印象は「純朴な青年だな」だ。多くの2世俳優を見てきたが、ここまでおごり高ぶることなく、謙虚にいられるのも珍しい。落ち着いた話しぶりと、丁寧な言葉遣いが印象に残った。

 “2世俳優”と色眼鏡で見られがちだが、肝は据わっている。「父とも世代が違うし、出方も違う。兄とも性格は真逆。自分を信じて、周りにいてくれる方々を信じて、自分のやるべきことをやるだけ」。19歳で、ここまではっきり言う姿に感服した。近い将来、日本のドラマ界、映画界の中心にいるであろう人物。成長を見守っていきたい。(加)

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