前澤氏、社長退任でZOZO球団は幻に マリン命名見直しも

おそろいのTシャツでツーショットに納まる前澤友作氏(右)と孫正義氏
おそろいのTシャツでツーショットに納まる前澤友作氏(右)と孫正義氏

 インターネット衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作社長(43)が12日、都内で2時間に及ぶ会見を行い、自身の社長辞任とZOZOがヤフーの傘下となることを発表した。

 約37%の株式を保有する前澤氏は約30%分を売却し、2400億円あまりを手にする見込み。今後は2023年に予定されている月旅行と「それ以前に月より近場に行く予定」と明かす宇宙への準備、そして起業家として新事業の立ち上げを目指す。

 ヤフーへの事業譲渡により、前澤氏の悲願だった「ZOZO」による球界参入も幻になる可能性が高い。ヤフーはソフトバンクグループの一つだが、ソフトバンクは、既にプロ野球・ホークスを運営している。日本プロ野球協約の参加資格では資本金1億円以上の株式会社、専用球場の確保などを定めており、複数球団の保有・運営も認めていない。

 2001年11月、横浜ベイスターズの親会社だったマルハ(現・マルハニチロ)が2位の株主だったニッポン放送へ球団株を譲渡しようとしたが、関連会社のフジテレビがヤクルトの株を保有していたことから、譲渡が認められず、3位のTBSに譲渡された経緯がある。今回もこのケースに該当するとみられる。

 また、2016年11月には、ロッテの本拠地である千葉マリンスタジアムの命名権を取得し「ZOZOマリンスタジアム」とした。契約期間は16年12月から26年11月30日までの10年間で、契約金は年3億1000万円。ZOZOはソフトバンクの関連会社となることから、命名権の早期見直しの動きが出る可能性もある。

 この日、ZOZOの新社長に就任する澤田宏太郎氏は命名権について「契約がだいぶ残っている。千葉の会社で千葉もロッテも大好き。やめるつもりはない」としたが、「ファンの声を聞きたい」とも述べた。

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