渋野日向子、オーバーパーなし29R新記録「今日はあとはどうでもいい」メジャー連勝「狙います」

さわやかな笑顔でコースを歩く渋野
さわやかな笑顔でコースを歩く渋野
2番、平日にもかかわらず大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)
2番、平日にもかかわらず大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアーメジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日(12日、兵庫・チェリーヒルズGC)

 史上10人目の国内メジャー2連勝を狙う渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が5バーディー、3ボギーの2アンダー、70で首位と2打差の11位発進。イーブンパー以上の連続ラウンド(R)を「29」に伸ばし、ツアー新記録を樹立した。

 序盤に2オーバーとして危機を迎えたが、得意の後半に3バーディーと巻き返した。高橋彩華(さやか、21)=フリー=らが4アンダーで首位。

 渋野はホッとした表情で会見場に現れた。2週前に連続イーブンパー以上Rを28として13年のアン・ソンジュ(韓国)に並び、新記録がかかる初日だった。

 「今日はそれ(記録)ばかり考えていた。あとはどうでもいいから、今日だけはオーバーパーを打たないようにと思っていた」

 得意の後半に3つ伸ばし、記録を29Rに更新。初日では大会史上最多(データの残る1988年以降)となる6231人の観客が見守る前で金字塔を打ち立て、「名前が残るのはうれしい」と喜んだ。

 スタート時から強風。「練習場ではよかったけど、(記録を)意識したかもしれない」という序盤、力みでショットが乱れた。4番までに2オーバーと記録が途切れるピンチを迎えた。5番のバーディーで一度は流れを引き戻したが、9番で1メートル弱のパーパットを外した。「手が震えて、めっちゃプッシュした」と記録の“呪縛”を感じていた。それでも「(後半は)ノリで頑張った」と、昨年プロテストに合格した思い出の地で高い修正力を発揮した。

 会場のチェリーヒルズGCは、世界的設計家のロバート・トレント・ジョーンズJr.氏(米国)がレイアウトした戦略的なコース。渋野が17年頃から腕を磨いてきたパインレークGC(兵庫)も同氏が設計した。「(共通点は)所々に池があり、グリーン、フェアウェーに起伏がある点」と、同GCでジュニアを教える青木翔コーチ(36)。先月下旬にもAIG全英女子オープンの優勝報告に訪れ、ラウンド。全英後4戦目のメジャーに向け、特徴の似たコースで、いい“予行演習”となった。

 これで新記録樹立への期待、重圧からは解放された。「もう考えなくていい。2日目は(上位に)遅れないように詰めていきたい」。米男子の連続イーブンパー以上の最多記録はタイガー・ウッズ(米国)の52R(2000~01年)。並ぶには先が長く、さすがに「無理ですよね。いつか(オーバーパーを)打つ時が来る」と笑ったが、メジャー連勝の方は「いいスタートが切れたので狙います!」と切り替えて気合を入れた。元世界ランク1位で2打差にいる首位・朴仁妃(韓国)ら強豪を追いかける。(岩原 正幸)

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