【巨人】山下航、プロ8打席目で初長打…ミート力培った少年時代 父とのシャトル打ち特訓

5回1死、右翼線に二塁打を放つ代打の山下航(カメラ・泉 貫太)
5回1死、右翼線に二塁打を放つ代打の山下航(カメラ・泉 貫太)
5回2死二塁、坂本勇の左前適時打で生還した山下航(右)
5回2死二塁、坂本勇の左前適時打で生還した山下航(右)

◆DeNA10―4巨人(11日・横浜)

 ファーストストライクを迷いなく振り抜いた。4点ビハインドの5回1死。代打で登場した山下航は井納の2球目、外角147キロ直球をはじき返した。打球は右翼線で弾んだ。プロ初長打となる二塁打だ。「ストレートに強いことをまずアピールできないとダメだと思った。少しはアピールできたと思うので良かったです」と振り返った。

 その後、2死から坂本勇の左前適時打でプロ初得点も記録。原監督も「打球もね、本当に見事な打球でした」とたたえた。

 プロ8打席目で出た初長打。高校通算75本塁打を誇り、育成ドラフト1位で入団した期待の大砲候補。だが、入団後は豪快な一発よりも巧みなバットコントロールで評価を上げてきた。イースタンでは81試合に出場し、打率3割4分9厘、5本塁打、33打点。「自分は今、そういう(本塁打を打つ)バッターではないと思うので(笑い)。打席打席で集中してやりたい」とあらためて気を引き締めた。

 卓越したミート力を培ったのは父・政司さんとのマンツーマン練習だ。自宅ではバドミントンのシャトル打ちに明け暮れた。野球のボールではなくシャトルだった理由を山下航は「住宅街だったので、ボールだと周りが危ない。シャトルなら家の中とか入っても窓ガラスとか割れないですから」と説明する。

 周囲に配慮しての練習だったが、シャトルにしたことで思わぬ効果が表れた。「羽根は途中で失速するので、最後まで見ないとしっかり捉えられない。それが野球にもつながっているのかなと思います」。父との独自練習で感性を磨いた。

 4日の中日戦(前橋)では高校時代を過ごした群馬の地でプロ初安打を記録。無限の可能性を秘めた18歳が、着実に成長を続けている。(河原崎 功治)

 ◆山下 航汰(やました・こうた)2000年11月15日、大阪・柏原市生まれ。18歳。柏原中では「羽曳野ボーイズ」に所属し、3年時にジャイアンツカップ優勝。高崎健康福祉大高崎高では1年春からベンチ入りし、同年夏から4番。17年センバツでは、2年生では史上初となる1大会2発の満塁弾を放った。高校通算75本塁打。18年育成ドラフト1位で巨人入団。176センチ、80キロ。右投左打。年俸420万円。

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5回1死、右翼線に二塁打を放つ代打の山下航(カメラ・泉 貫太)
5回2死二塁、坂本勇の左前適時打で生還した山下航(右)
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