鶴竜、柔道・大野将平から「金」パワー キレッキレ4連勝「やめたら、あんな体になりたい」

全勝を守った鶴竜(右)は、柔道の大野将平と笑顔で握手した
全勝を守った鶴竜(右)は、柔道の大野将平と笑顔で握手した
逸ノ城(下)を肩透かしで下した鶴竜(カメラ・越川 亘)
逸ノ城(下)を肩透かしで下した鶴竜(カメラ・越川 亘)

◆大相撲秋場所4日目 ○鶴竜(肩透かし)逸ノ城●(11日・両国国技館)

 一人横綱の鶴竜が、関取最重量224キロの幕内・逸ノ城を肩透かしで転がして無敗を守った。8月の世界柔道男子73キロ級で金メダルに輝いた大野将平(27)=旭化成=が観戦。3年前からお互いを刺激し合うトップアスリートの目の前で番付最高位の強さを見せつけ、自身2度目の2場所連続Vへ調子を上げてきた。1場所での大関返り咲きを目指す関脇・貴景勝、平幕の隠岐の海も初日から4連勝とした。

 鉄壁の鶴竜は揺らがなかった。逸ノ城の重い当たりを組み止めると「長く右四つにしないように」と右へ。動きを見ながら下がると、最後は肩透かしで相手を転がして4連勝だ。「どっしり構えられると嫌だからね。とにかく動いて動いて」。キレのある体さばきが調子の良さを物語る。

 2度目の2場所連続Vへ、“金パワー”も背中を押した。この日の取組には16年リオ五輪男子73キロ級金メダルの大野が駆けつけ、声援を送った。3年前に共通のトレーナーを介して知り合い、鶴竜も8月の世界柔道を観戦するなど親睦を深めてきた。

 取組後に対面した横綱は「またパワーをもらった。小さいけどムキムキだよね。(相撲を)やめたらあんな体になりたい」と笑顔。モンゴル相撲に挑戦するなど、貪欲に強さを求める大野も「自分も柔道界の横綱になりたい」と大いに刺激を受けた。

 初日から無敗を守ったのは3人。白鵬が2日目に休場し、一人横綱としての重圧もかかるが、「今日が終わったので、また明日、という感じ」と冷静だ。八角理事長(元横綱・北勝海)も「(名古屋場所の優勝で)余裕が生まれている。立ち合いに集中できていて、しっかり当たれている」と評価する。

 5日目は夏場所で初優勝した朝乃山の挑戦を受ける。「まだ4日ですから。動きは今のところ、いいというだけ」と謙遜するが、危なげなく白星を積み重ねる姿に付け入る隙はない。無差別級の角界で、頂点を極める。(太田 涼)

取組結果
全勝を守った鶴竜(右)は、柔道の大野将平と笑顔で握手した
逸ノ城(下)を肩透かしで下した鶴竜(カメラ・越川 亘)
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