日本代表、雨に負けず乱入者にも動じず“新BIG3”で快勝

前半16分、中島(左から2人目)が先制ゴールを決めてイレブンから祝福された(左から橋本、1人おいて南野、柴崎=カメラ・宮崎 亮太)
前半16分、中島(左から2人目)が先制ゴールを決めてイレブンから祝福された(左から橋本、1人おいて南野、柴崎=カメラ・宮崎 亮太)
日本の近年のW杯アジア予選初戦
日本の近年のW杯アジア予選初戦

◆W杯アジア2次予選 ミャンマー0―2日本(10日、ミャンマー・ヤンゴン・トゥウンナスタジアム)

 森保ジャパンが快勝スタートを切った。F組初戦が敵地で行われ、日本はミャンマーを2―0で下した。前半16分にMF中島翔哉(25)=ポルト=が豪快なミドルで先制点を挙げると、同26分にはMF南野拓実(24)=ザルツブルク=が大迫勇也(29)=ブレーメン=に並ぶ森保体制最多7点目を奪取。激しい雨が降り続ける劣悪なコンディションをものともせず、W杯への大きな1勝を手にした。次戦は10月10日に埼玉でモンゴルと対戦する。

 頼もしい船出だった。敵地で迎えたW杯予選の初戦で危なげなく勝利を手にした森保監督は「どの大会も初戦は難しい中、無失点で勝利できた。ミャンマーに来てからピッチ状態が悪い中で、選手たちが与えられた環境の中でいい戦いをしてくれた」とチームをたたえた。

 アウェー感満載だった。この日のヤンゴン市内は正午すぎから激しいスコールが続き、ピッチは土のグラウンドのようにぬかるみ、現地入りして以降、最悪の条件だった。前半40分すぎには警備に止められることもなく、上半身裸の男性が堂々とピッチに乱入するなど、日本では考えられないことが起こった。

 それでも指揮官が「海外のサッカー強国の選手たちを見上げるのではなくて、同じ目線で戦えるメンタリティーを持っている」と評する若い選手たちは動じなかった。前半16分に左サイドから切れ込んだMF中島の豪快なミドルで先制すると、同26分にはMF堂安のクロスをMF南野が頭で押し込んで追加点。森保ジャパンを象徴する新BIG3が、劣悪な環境をものともせず躍動した。

 選手時代に“ドーハの悲劇”を経験した指揮官は、特別な思いで臨んだ。8月下旬に宮崎で2人の恩師、元広島GM・今西和男氏(78)と長崎日大高時代の監督、下田規貴(きよし、73)氏と久々に再会。「若い頃はダメ人間のレッテルを貼られるようなこともしたけど、下田先生をはじめ温かく、厳しく育てていただいた。マツダ(現広島)では今西さんによきサッカー選手である前によき社会人であれと教育していただいた。それが今、日本代表監督として働くことにつながっている」。いろんな人の期待を背負って戦っていることを再認識。だからこそ、選手たちにはプレッシャーを感じるのではなく「幸せな気持ちを持って戦ってほしい」と伝えた。

 アウェーでの初戦という難局を乗り切った日本。「次もこれまで通り、相手を上回るために最善の準備をして一戦一戦、戦いたい」と指揮官。頼もしい選手たちとともにカタールW杯へ力強くスタートを切った。(井上 信太郎)

前半16分、中島(左から2人目)が先制ゴールを決めてイレブンから祝福された(左から橋本、1人おいて南野、柴崎=カメラ・宮崎 亮太)
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