久保、切り札デビュー…W杯予選で代表史上最年少 日本白星発進

後半、ドリブルで攻め込む途中出場の久保建英(中央=カメラ・宮崎 亮太)
後半、ドリブルで攻め込む途中出場の久保建英(中央=カメラ・宮崎 亮太)
久保のA代表出場試合
久保のA代表出場試合

◆W杯アジア2次予選 ミャンマー0―2日本(10日、ミャンマー・ヤンゴン・トゥウンナスタジアム)

 FIFAランク33位の日本代表は敵地で135位のミャンマーに2―0で勝利し、W杯2次予選初戦を白星発進した。前半16分にMF中島翔哉(25)=ポルト=が右足ミドルシュートで先制点。同26分にはMF南野拓実(24)=ザルツブルク=がヘディングで追加点を挙げた。また、MF久保建英(18)=マジョルカ=が後半36分から出場。W杯予選で日本代表史上最年少デビューを果たした。風間八宏(現名古屋監督)の19歳67日を39年ぶりに塗り替え、18歳98日でピッチに立った。

 MF久保はベンチ前で水を口に含み、森保監督の指示にうなずいた。後半36分に3人目の交代として、ピッチに送り出された。18歳98日での出場は、W杯予選における日本人最年少記録。その才能から更新は時間の問題とみられていたが、大事な2次予選初戦であっけなく歴史をつくった。

 森保監督が「もう1点を取るために送り出しました」と説明するように、勝負を決める3点目を取る切り札の役割が与えられた。前半16分にMF中島の右足ミドルで先制し、MF南野がヘディングシュートで追加点。雨でボールが止まる難しいコンディションの中、試合をコントロールしながら追加点を狙ったが、決定機を生かすことができなかった。

 そのなかで久保は最初のプレーでDF酒井へのヒールパスでゴール前の好機につなげた。深い芝とびちゃびちゃのピッチで、ボールコントロールがうまくいかない場面もあったが、森保監督の指示通りに縦へ、ゴールへの意識を示した。W杯予選デビューは「無我夢中」で終わる選手が多いが、18歳は役割を徹底。「そんなに長い時間ではなかったですが、自分のできることはやったのかな。試合に出られたことは良かったです」と平然と言った。

 5日の国際親善試合・パラグアイ戦(カシマ)で、厳しい言葉を向けられた。試合後の会見で森保監督は攻撃面は評価しつつも「守備の部分では、まだまだ強さが足りない」と改善を指示した。この日は流れが変わりやすい2―0で、守備も求められる終盤。ダメ出しを受けた直後の試合で起用され、久保はその期待に応えようと走り回った。

 これまでJリーグを含め、年少記録を次々と塗り替えてきた。「記録のためにサッカーをしているわけではないですし、まったく気にしない」というスタンス。ただ、右肩上がりで成長を続けてきた日本サッカー界で39年も破れられなかった記録を更新した。FW金田喜稔(中大)=19歳119日=超えとなるA代表史上最年少ゴールはお預け。「国の応援がすごかったし、(W杯予選は)そういう場所なんだなと。これからどんどん(点に)絡んでいきたい」。カタールW杯で8強以上を目指す森保ジャパン。久保の歴史は、これから本番を迎える。

 ◆久保の主な最年少記録

 ▽J最年少出場 J1とJ3でカテゴリーは異なるが、16年11月5日のJ3長野戦で、04年の東京V・FW森本貴幸の15歳10か月6日を更新する15歳5か月1日でデビュー。

 ▽J最年少得点 17年4月15日のJ3C大阪U―23戦で15歳10か月11日。

 ▽Jリーグ杯最年少得点 18年3月14日のルヴァン杯1次リーグ新潟戦で16歳9か月10日。05年の東京V・森本の16歳10か月12日を更新。

 ▽日本人欧州4大リーグ最年少出場 19年9月1日のバレンシア戦に18歳2か月28日で出場。14年9月にドイツ1部ドルトムントで18歳8か月14日でデビューしたMF丸岡満を更新。

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