中島、右足ミドルで開幕弾 水浸しピッチでも小刻みドリブル

ゴールを決める中島翔哉
ゴールを決める中島翔哉
ミャンマー戦・日本代表の布陣推移
ミャンマー戦・日本代表の布陣推移

◆W杯アジア2次予選 ミャンマー0―2日本(10日、ミャンマー・ヤンゴン・トゥウンナスタジアム)

 鋭い弾道がスコールを切り裂いた。前半16分。ドリブルで持ち込んだMF中島はペナルティーエリア外から右足一閃(いっせん)。両手を伸ばした相手GKの頭上から先制弾を突き刺した。「シュートは意識して練習してきた。先制点を取ることはすごく大事だったと思う。先制点が取れて良かった」

 正午から約7時間降り続いた雨の影響でピッチ状態は最悪。吉田や長友ら経験豊富な選手が「経験したことがないレベル」と語り、序盤からボール保持にたけたFW大迫を目がけた浮き球を多用したが、背番号10だけは別だった。水浸しの芝もお構いなく、小刻みなドリブルを反復。「(自主練習をする)公園の方が(状態は)悪いですからね」。浮き球を中心とした攻撃に幅を持たせ、アクセントを利かせた。

 東京五輪世代中心で臨んだ6月の南米選手権。初戦のチリ戦のことだ。中島は“オーバーエージ”で選ばれたこともあり、「自分がやらなければいけない」と責任を背負い、自力での突破に固執した。守備でも軽さが目立ち、攻守でリズムを停滞させ、チームも0―4で惨敗した。翌日の練習後。森保監督と2人で言葉を交わした。指揮官は「私からも感じたことを言いましたが、(中島)翔哉は何が悪かったか、しっかり気づいていた。あそこから変わってくれた」。次戦以降は献身的なプレーが戻り、守備意識も向上した。以前は「楽しむ」ことに重きを置いた言葉が目立ったが、南米の地で背番号10の重みを再認識した。

 6月24日、エクアドル戦以来の代表5点目。南ア大会のMF遠藤保仁、ブラジル大会のDF吉田、ロシア大会のFW本田圭佑と、W杯予選1号を記録した選手は3大会連続で本大会のピッチを踏んでいる。「(チームとして)2点しか取れなかったことも実力。それを受け入れて、もっと成長していきたい」。背番号10にふさわしいプレーでカタールへの道筋を照らした。(田中 雄己)

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