箱根駅伝復活出場を目指す立大が選手寮を建設 上野裕一郎監督がくわ入れ

箱根駅伝復活出場を目指す立大の上野監督は選手寮の建設地でくわ入れした
箱根駅伝復活出場を目指す立大の上野監督は選手寮の建設地でくわ入れした

 2024年の創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」をたちあげた立大が9日、埼玉・新座市で、陸上競技部駅伝チーム専用の選手寮の起工式を行った。

 2024年の第100回箱根駅伝で1968年以来の復活出場を目指す立大は昨年12月に中大、エスビー食品、DeNAで活躍した上野裕一郎監督(34)を招聘(しょうへい)し、本格的な強化に乗り出した。立大の新座キャンパスに隣接する好立地に建設される2階建ての選手寮には、2人部屋の選手室が20室、食堂、トレーニング室、監督室などが完備。浴室には上野監督の意見が取り入れられ、疲労回復に有効な水風呂も併設される。白石典義理事長(66)と共に、くわ入れを行った郭洋春総長(60)は「ここが立教箱根駅伝2024事業のシンボルになります」とあいさつした。

 現在、立大駅伝チームは長野・菅平高原で合宿中。上野監督は朝練習で指導した後、起工式に出席する予定だったが、台風15号による交通機関の乱れで、起工式が終了した後に、ようやく新座市に到着した。「大宮駅まで順調だったんですが、そこから、電車がほとんど動いていなくて、タクシー乗り場にも長い列ができていました。大宮から新座まで約20キロ、自分の足で走ろうとも考えたんですけど、荷物があって、ちょっと無理でした。すみません」と上野監督は立大関係者に律義に頭を下げた。

 上野監督は起工式が終わった後、単身でくわ入れ。工事の安全と立大駅伝チームの成長発展を願った。「現時点では選手寮がないので、朝練習は選手任せになっていますが、寮が完成したら、全員で質量ともにレベルが高い朝練習ができる。チーム力は大幅にアップするはずです」と充実した表情で話した。

 箱根駅伝の常連校はすべては選手寮を有し、学生ランナーは寝起きを共にして練習に励んでいる。文字通り、早朝5~6時に「朝飯前」で10~20キロを走り込み、「同じ釜の飯」を食べて切磋琢磨(せっさたくま)する。箱根駅伝を目指す上で選手寮は欠かせない条件となっている。

 来年2月に選手寮が完成する立大はさらに強化が進むことが期待される。充実の本拠地から「箱根への道」を目指す。

 ◆立大陸上競技部 1920年に創部。箱根駅伝には34年に初出場し、通算27回出場。37~39年には4位、4位、5位と安定した成績を残し、57年には最高の3位と大健闘した。しかし、68年を最後に半世紀以上も箱根路から遠ざかる。立大が本戦に復活した場合、2009年大会で33年ぶりの出場を果たした青学大を超え、大会史上最長の“返り咲き”となる。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請