天理大、開幕2戦連続圧勝!江本が40メートル独走含む3トライ…全国初Vへ新戦力が台頭

前半23分、飛び込んでトライを決める天理大のアシペリ・モアラ(中央=カメラ・谷口 健二)
前半23分、飛び込んでトライを決める天理大のアシペリ・モアラ(中央=カメラ・谷口 健二)
前半30分、相手選手を振り切りトライを決めた天理大・江本洸志
前半30分、相手選手を振り切りトライを決めた天理大・江本洸志

◆関西大学ラグビー 天理大75―12関学大(8日・天理親里)

 リーグ3連覇中で昨季の全国大学選手権準Vの天理大が、ウィング江本洸志(2年)=日本航空石川=の3トライ(T)など11Tの猛攻で75―12と関学大を圧倒し、開幕2連勝とした。10Tで68―0と大勝した初戦の大体大戦(8月31日・鶴見緑地)から数え、リーグ戦1試合平均68得点だった昨季を上回るペース。準Vメンバー7人が残り、江本ら新戦力も台頭。関東勢や社会人チームとの練習試合も重ね、悲願の全国初Vへ突き進む。

 天理大がホームで自慢の得点力を見せつけた。前半8分、敵陣ゴール前ラックからフッカー北條耕太(4年)=天理=が先制Tを挙げた。続く12分には、自陣10メートルの右中間スクラムから左へ展開し、ブラインド側からライン参加したウィング荒川浩二郎(2年)=光泉=が抜け出した。最後は大外でボールを受けた江本が40メートル独走Tを決めた。

 怒とうの攻撃でしめて計11T。開幕から2戦連続の圧勝を飾った。ハットトリックの江本はマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ「味方のおかげで走らせてもらった。日本一しか考えていない」と力を込めた。

 主将として昨季のチームをけん引したフッカー島根一麿(パナソニック)やNO8マキシ(クボタ)、決定力のある両ウィング久保直人(豊田自動織機)、中野豪(マツダ)が卒業。江本、荒川、北條らがレギュラーとなり、その穴を埋めるべく成長の跡を見せている。小松節夫監督(56)は「両ウィングなど新しく入ったメンバーが頑張った」と称賛。一方で「(メンバーを入れ替えた)終盤に2トライ奪われたことは大いに反省しないといけない」と、断トツ1強の状態が続くリーグ戦でもチームの底上げを忘れない。

 もちろん、最終目標は大学日本一だ。今夏、長野・菅平合宿での練習試合で、慶大に勝利したが早大には敗れた。W杯開催に伴うリーグ中断期間は、今月下旬にトップチャレンジの豊田自動織機、10月上旬には昨季大学王者の明大へ、それぞれ出向いて練習試合を行う。昨季準Vを知るフランカーの岡山仙治主将(4年)=石見智翠館=は「試合中の修正能力は昨年度よりも上がっている。日本一は手の届くところにある」と自信をのぞかせた。準Vメンバーと新戦力が融合し、今年こそ全国の頂点へ駆け上がる。(田村 龍一)

 ◆昨季の天理大 関西大学リーグは初戦で関大を116―7で下すと、1試合平均68得点という破壊力を見せて3年連続の全勝V。全国大学選手権では準決勝で帝京大に29―7で快勝して大会10連覇を阻止。初優勝を目指した明大との決勝は、追い上げも届かず17―22で敗れた。

 ◆江本 洸志(えもと・こうし)2000年1月12日、大阪市生まれ。19歳。大池中でラグビーを始め、日本航空石川高時代はFBで3年連続花園出場。昨年、天理大体育学部入学。昨季は1軍での公式戦出場はなし。今季からウィングに転向し、レギュラーに。50メートル6秒1。173センチ、74キロ。

前半23分、飛び込んでトライを決める天理大のアシペリ・モアラ(中央=カメラ・谷口 健二)
前半30分、相手選手を振り切りトライを決めた天理大・江本洸志
すべての写真を見る 2枚

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請