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【京成杯AH】トロワゼトワル、会心逃げで重賞初制覇!JRAレコード導いた横山典騎手の「体内時計」

影を踏まさぬ逃走劇で重賞初制覇を決めたトロワゼトワル(左)。JRAレコードでの圧勝だった
影を踏まさぬ逃走劇で重賞初制覇を決めたトロワゼトワル(左)。JRAレコードでの圧勝だった

◆第64回京成杯オータムH・G3(9月8日・芝1600メートル・中山競馬場、良)

 第64回京成杯オータムH・G3(芝1600メートル)は8日、中山競馬場で行われ、4番人気のトロワゼトワルが横山典弘騎手(51)=美浦・フリー=の絶妙なペース配分で逃げ切り、重賞初制覇。勝ち時計1分30秒3はコースレコードを0秒4上回るだけでなく、従来の記録より0秒2速いJRAレコードだった。

 笑いが止まらない。後続を突き放し直線に入ったトロワゼトワルのスピードは衰えず、2着に3馬身半差をつけて悠々逃げ切り。オープン入りしたばかりの4歳牝馬が、今年のヴィクトリアマイルでノームコアがマークしたJRAレコードを0秒2塗り替える1分30秒3で圧巻の重賞初制覇だ。検量室に引き揚げてきた横山典は喜びを抑えきれなかった。

 「開幕週で52キロで、馬場も良かったし、逃げてこの馬の持ち味を一番生かすような競馬ができた。(レコードは)JRAの馬場造園課の努力の結果。素晴らしい馬場です」

 スタートを決めると促して迷わずハナへ。そのまま軽快なペースで飛ばして、600メートル通過は33秒3で果敢な大逃げを打った。ラスト600メートルの地点でもまだリードは1秒。逃げたのはデビュー以来初めてで、安田隆調教師も「速いなと思った」と感じたほどだが、研ぎ澄まされたベテランの感覚に狂いはなかった。

 「はっきり言って、体内時計がしっかりしているジョッキーだったら、速いなと思ったかもしれないけど、この馬のペースだと(自分は)速いとは思わなかった。前のレースを見ても、(時計が)速いですしね」

 次走は未定だが、G1初挑戦など大舞台が視界に入ってくる。

 「何と言っても出来が良かった。(今後は)もっとメンバーが強くなるけど、もうちょっと力をつけてきてくれればいいですね」

 台風接近の影響で暑さがぶり返した開幕週の中山に、心地良い新風が駆け抜けた。(坂本 達洋)

 ◆トロワゼトワル 父ロードカナロア、母セコンドピアット(父ハーツクライ)。栗東・安田隆行厩舎所属の牝4歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算成績は14戦5勝。総収得賞金は1億2118万7000円。重賞初勝利。馬主は(有)社台レースホース。

〈父も管理した安田隆調教師 カナロア産駒で3頭目重賞制覇〉

 ○…ロードカナロア産駒のトロワゼトワルで京成杯AHを制したのは、父を手がけた安田隆調教師。現役時代に国内外のG1・6勝を挙げた父の産駒での安田隆厩舎の重賞Vはケイデンスコール(新潟2歳S)、ダノンスマッシュ(京阪杯など3勝)に続く3頭目となった。「オープン馬相手で壁はあると思ったが、出来はすごく良かった。びっくりしました」。スプリント路線に続き、マイル路線でも、ゆかりの深い血統で秋のG1戦線の有力馬をそろえた。

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