ラグビー日本代表稲垣、笑顔で母校凱旋

自身の寄付でできた母校・新潟工のグラウンド開きに訪れたラグビー日本代表プロップ稲垣啓太は、珍しく笑顔
自身の寄付でできた母校・新潟工のグラウンド開きに訪れたラグビー日本代表プロップ稲垣啓太は、珍しく笑顔

 20日開幕のラグビーW杯日本大会に臨む日本代表のプロップ稲垣啓太(29)=パナソニック=が8日、母校・新潟工のグラウンド開きに参加した。自身の寄付300万円を元に完成した天然芝グラウンドに、新潟市内のラグビースクールや同高の部員、OBら約500人が集結。「みんなで作りあげたグラウンドだから、大切にしてくれるだろうし自分も大事に思っている。新潟のラグビーにとって希望の場所になってほしい」と挨拶した。

 小さな子供が泣き出す強面に、TVでも取り上げられた「笑わないキャラ」がすっかり定着しているが、この日は同級生らとも久しぶりに再会して笑顔がみられた。周囲からは「笑ってる!」との突っ込みの声も。「たまには普通に笑います」と照れた。W杯開幕まで2週間を切り「原点、特別な場所」で恩返しの結果を誓った。

 5月に稲垣自身も参加し芝生の苗を作成し、7月に部員や保護者ら約150人がグラウンドへ苗を移植。根付くのに重要な最初の2週間は雨が降らず、恩師の樋口猛監督(47)は「枯らしたら寄付してもらったお金が台なしになってします。毎日水をまいて心配して見ていた」と苦労を明かす。夏を過ぎてしっかり根付き、育った芝の上で、この日は小学生のラグビースクール生や中学生、現役の新潟工部員、OBが試合を行った。樋口監督は「緑の芝のグラウンドで子供たちも集まって、稲垣をW杯へ送り出す。見たかった光景が実現した」と涙ぐんでいた。

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