作家の安部譲二さん82歳で死去、波乱万丈の人生に幕

インタビューでワインとパンを手にポーズをとる安部譲二さん(1989年1月撮影)
インタビューでワインとパンを手にポーズをとる安部譲二さん(1989年1月撮影)

 小説「塀の中の懲りない面々」で知られる作家の安部譲二さんが9月2日に急性肺炎のため亡くなったことが8日、公式サイトで発表された。82歳。かねてより自宅療養中だったという。

 安部さんは14歳で任侠(にんきょう)の世界に飛び込みながらも、1961年に日本航空の客室乗務員室に入社。その後、前科が発覚し退社。プロモーター、キックボクシング解説者などを務め、81年に“カタギ”となり、86年に「塀の中の懲りない面々」で作家デビューした。波乱万丈の人生だった。

 公式サイトには「生前は多くの方々に安部譲二とその作品を愛していただき、心より感謝申し上げます。自宅でもサポートして下さる在宅医療の方々を常に笑わせ、明るく前向きな安部譲二ワールドを展開しておりました。読者の皆さま、関係者の皆さま、いつも励ましのメールやお手紙をありがとうございました」というメッセージが掲載された。本人の意向により、葬儀・告別式は親族のみで営まれたという。

 <安部譲二>(あべ・じょうじ)1937年5月17日、東京生まれ。麻布中在学中の14歳で任侠の世界に入り、慶応高に進むが除籍処分を受ける。7つ目の高校、保善高定時制を卒業。61年に日本航空・客室乗務員室に入社するが、前科が発覚し退社。プロモーター、キックボクシング解説者などを務め、81年に“カタギ”になる。86年に「塀の中の懲りない面々」で作家デビューした。

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