福岡堅樹、開幕ロシア戦絶望…右ふくらはぎ肉離れで全治4週間

福岡堅樹
福岡堅樹

 ラグビー日本代表ウィング福岡堅樹(27)=パナソニック=が右ふくらはぎ肉離れのため、20日のW杯開幕戦・ロシア戦に出場できないことが7日、分かった。6日の南アフリカ戦で負傷し、関係者によると全治4週間だという。日本代表はこの日、秩父宮でファン参加の壮行会を行った後に都内で会見。攻守でカギを握るトライゲッターを欠いた状態で史上初の8強入りを目指すW杯を迎える。

 8強を目指す日本代表の翼が窮地に立たされた。南ア戦で負傷し前半4分で退いた福岡について、福岡高の恩師でもある日本ラグビー協会の森重隆会長(67)は「ロシア戦は出ない。試合中にパンといったらしい」と明かした。20日のロシア戦は絶望的で、28日のアイルランド戦に「ギリギリ間に合うかも」という状態。別の関係者によると、右ふくらはぎ肉離れで全治4週間の見込みだ。

 27歳の誕生日を迎えたこの日、秩父宮で行われた壮行イベントや都内での会見には姿を見せなかった。同じく南ア戦で右肩を負傷したNO8のマフィが、病院のような場所で一緒にいる姿をSNSに投稿。笑顔は心なしか硬かった。都内での会見でジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「右ふくらはぎに出血があったようだが、グレード1の張り。当日に本人が感じたほどは深刻ではない。朗報」と説明したが、実際の事態は重い。

 50メートルを5秒8で駆け抜けるチームNO1の俊足は前回W杯で、唯一敗れたスコットランド戦のみ出場。今度こそ勝利を味わうことを目標に4年かけて体力を向上させ、試合中にチーム1位の加速回数を記録するまでに成長した。パシフィックネーションズ杯では全3試合でトライをマーク。世界の強豪にも引けを取らない攻撃力を担ってきた。防御でも加速をつけて間合いを詰めるのがうまく、身長175センチながらハイボールの処理も定評がある。コミュニケーション能力も高く、周囲のサポートでも貢献度が高かった。

 ジョセフHCは「短期、軽度のけがならカバーしてしのぐ」という方針。幸いにも大会期間中に復帰が見込めるため、バックアップ選手と入れ替える可能性は低いとみられる。決勝トーナメント進出に向け、最も大事な1次リーグ最終戦のスコットランド戦(10月13日)には間に合う。複数ポジションをこなせる選手をそろえたBK陣を組み替え、対応してロシア戦を迎えることになる。

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