【広島】赤松、引退…阪神から人的補償で入団 胃がん克服も1軍復帰ならず

赤松
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 広島は7日、赤松真人外野手(37)が今季限りで引退すると発表した。22日の中日戦(マツダ)で引退セレモニーを実施し、29人の1軍枠を越えて登録できる引退選手特例を適用してベンチ入りする予定。

 赤松は平安高(現龍谷大平安高)、立命大を経て2004ドラフト6位で阪神入り。08年1月に広島から阪神にFA移籍した新井貴浩の人的補償として広島入りした。

 広島では走塁と外野守備のスペシャリストとして勝負所での起用に応えた。09年はキャリア最多の137試合に出場。10年8月4日の横浜戦(マツダ)では村田修一の左中間への本塁打性の打球を、フェンスによじ登って好捕。米メディアでも絶賛された。同年は規定打席に到達しなかったがゴールデングラブ賞を受賞した。

 16年6月14日の西武戦(マツダ)では、同点の9回2死一、二塁で中前打を放ち、二塁走者の菊池が本塁に突入したが判定はアウト。しかし緒方監督の抗議でリプレー検証を実施した末、コリジョンルールの適用でサヨナラ勝利。そこからチームは11連勝を収め、25年振りのリーグ優勝に至った。

 しかし16年12月に初期段階の胃がんであることが判明し、翌17年1月に胃の約半分を切除する手術を受けた。以降も治療と練習に励み、18年3月に2軍戦で実戦復帰。「打撃はキツいが走塁と守備はだましだましできると思っている」と話していたが、今季に至るまで3シーズン、1軍での実戦復帰はかなわなかった。今年8月下旬に球団に引退を申し入れて了承された。

 鈴木球団本部長は「本人は『今季初めから(1軍で)出場できなかったらユニホームを脱ごうと決めていた』と話していた。球団としてはずっと支えてほしいと思っていたが…」と決断に無念の表情。さらに問わず語りで「何と言っても3連覇のきっかけになった西武戦の“サヨナラ・コリジョン”。うれしそうに(小窪や丸からペットボトルの水をかけられる祝福を避けるために)外野まで走っていったことがずーっと残っている。あとは人形(フィギュア)にもなった世界が認めたプレーかな」と、功労者の思い出に浸っていた。

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