【巨人】今季ワーストタイの6連敗 原監督「風を変えていかないと」

7回2死一、三塁、チャンスに遊飛に倒れた坂本勇(捕手・松本直=カメラ・相川 和寛)
7回2死一、三塁、チャンスに遊飛に倒れた坂本勇(捕手・松本直=カメラ・相川 和寛)

◆ヤクルト5―2巨人(6日・神宮)

 巨人打線が奮わず今季ワーストタイの6連敗を喫した。2番・丸、3番・坂本勇と打線を組み替えて臨んだが、4回のゲレーロの適時打と9回の亀井のソロによる2点だけ。1点を追う7回1死一、三塁で丸、坂本勇が凡退するなど勝負所であと1本が出なかった。2位・DeNAも敗れたため、ゲーム差2・5は変わらず。原監督は「風を変えていかないと」と、連敗ストップを誓った。

 秋の訪れを感じさせる風が神宮に吹いていた。原監督はヤクルトファンの大歓声が響くファウルグラウンドを通り、クラブハウスに引き揚げた。9安打2得点に終わり、今季ワーストタイの6連敗。それでも敗因に個人名を挙げることはせず、現状を受け止めた。

 「今、順風じゃないわけだからね。どちらかというと、アゲンストの風が吹いている。みんなで押し返さないと。風を変えていかないと。誰がどうとかこうとかいうことは、言うべきではないでしょうね」

 最大の好機は1点を追う7回だった。2番手・石山を攻めて1死一、三塁。丸が初球の内角速球を三邪飛、坂本勇が初球のスライダーで遊飛に倒れた。今まで何度もチームを救ってくれたサカマルコンビ。期待値マックスの2人で得点できなかったのだから仕方ない、と言うしかない。ただ、本人たちは責任を背負うように反省の言葉を口にした。

 丸「積極的にいこうと思いましたが、仕留めきれなかった。結果が出ていないので自分の中で反省して、しっかりとまたあした、練習していくしかない」

 坂本勇「見ての通りです。なかなか簡単に勝たせてもらえない。選手みんながいい経験をしていると思うし、悪い流れをプラスに変えられるようにしたい」

 5連敗で迎えたこの日、原監督は動いた。2、3番の打順を入れ替え、72試合ぶりに「2番・丸、3番・坂本勇」で打順を組んだ。試合前まで、相手左腕が先発した試合は最近5試合で4敗。この日はヤクルト石川が先発で、「左ピッチャーに、ということで少し風景を変えたいということですね」。何とか悪い流れを変えたいという思いは、チーム全体に伝わったはずだ。

 6連敗中は計13得点で1試合平均2・2点。この日は4回に無死満塁から増田大が浅い中飛、小林が三ゴロ併殺で、6回1死一、二塁では増田大が二ゴロ併殺だった。下位打線もあと一本、という攻撃があったが、それを指摘するのは結果論。原監督が「全員でということ」と言うように、一致団結で打破するしかない。

 阪神、中日、ヤクルトと下位球団との対戦が続くなかで6連敗。チーム状況は良くないが、1つ勝てば流れは変わるだろう。切り替えて戦う大切さを問われた指揮官は、「もちろん、もちろん。それはもう、最後の最後まで」と強調した。

 試合後、三塁側スタンドの巨人ファンから選手たちには、温かい声援が送られた。みんな歓喜の秋を信じて待っている。逆風が追い風に変わるまで、もう少しの辛抱だ。(片岡 優帆)

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