大迫と新BIG3の抜群の距離感が生んだ理想的ゴール!久保も「楽しみで仕方ない」…岩本輝雄のDirecto

前半23分、先制ゴールを決め喜ぶ大迫勇也(左は中島翔哉=カメラ・宮崎 亮太)
前半23分、先制ゴールを決め喜ぶ大迫勇也(左は中島翔哉=カメラ・宮崎 亮太)

◆国際親善試合 日本2―0パラグアイ(5日・カシマスタジアム)

 FW大迫勇也(29)=ブレーメン=とMF南野拓実(24)=ザルツブルク=のゴールで南米の強豪・パラグアイを下した森保ジャパン。元日本代表MF岩本輝雄さん(47)は大迫と南野、MF中島翔哉(25)=ポルト=、MF堂安律(21)=PSV=の新BIG3の素晴らしい距離感が生んだ理想的なゴールを賞賛。その上で後半から投入されたMF久保建英(18)=マジョルカ=の余裕あるプレーについて、「楽しみで仕方ない」と大きな期待を寄せた。(構成・中村 健吾)

 南米の強豪・パラグアイ相手に完勝。日本の2得点はまさに理想的なゴールだった。

 大迫、南野、堂安、中島の4人の距離感は相変わらず素晴らしい。今回、さらに良かったのはゴールに至る形。真ん中で中島、堂安が形を作って、左から長友佑都(32)=ガラタサライ=が上がってのクロスからの1点目、2点目は真ん中で中島らが作って、右から上がった酒井宏樹(29)=マルセイユ=がクロスを上げ、中で南野がゴールするという、ともに理想的な形だった。

 真ん中で作って、そのまま行ける時もあるが、そこで相手のサイドバックを中に絞らせて、できたスペースにタイミング良く長友、酒井が出てきて、クロスを上げた。両サイドバックがアシストし、センターFW、トップ下の2人が点を取る。まさに言うことのない展開だった。

 大迫はゴール、キープ力、周りの使い方の3点すべてが素晴らしかった。南野、中島、堂安を生かすのは、大迫。あのキープ、動き出しがあるから彼らにスペースもできるし、DFを背負ってでも、しっかりキープして時間を作れる。試合の中ですごく大きいし、大迫の代わりは今のところいない。

 FW永井謙佑(30)=F東京=は大迫とは全くタイプが違うが、最高のスピードの持ち主。チームとしても永井のスピードを生かすなら、もっと簡単に相手の浅いDFラインの裏にボールを入れた方がいいと思う。

 DFでは冨安健洋(20)=ボローニャ=が目立った。吉田麻也(31)=サウサンプトン=とのセンターバックコンビは本当に安定している上、後半にはボローニャでもやっている右サイドバックもこなした。両方できるのはすごいと思うし、代表の試合で使ってみる森保一監督(51)の決断もすごい。4バック、3バックの真ん中、右サイドバック両方できるのが分かったのは大きい。

 久保は「すごい」の一言。やはり足下のテクニックが抜群。あれだけパラグアイに激しく来られても全く気にすることがない。ボールをもらうポジショニングも最高。常に相手の嫌なところにいる上、ボールを持ったら自信があるから常に勝負をかける。シュートも惜しいのがあったし、45分の出場でチャンスを何回も作っていた。

 スペインリーグのトップでやっているだけあって、余裕がある。レアルマドリードも含めて、あのレベルで、あのメンバーの中、練習に参加しているだけで日本でやっている何倍もの経験が得られている。日本時代より一段階も二段階も上に上がっているのではないか。とにかく、楽しみでしようがないし、ゴールはFC東京時代もそうだったが、最初は難産だったとしても、代表でも1点取ったら早いと思う。時間の問題だろう。

 後半無得点だった点だが、MF柴崎岳(27)=デポルティボ=が代わると中盤のバランスが少し崩れるという印象は受けた。柴崎には安定感とパス出しのうまさ、今は落ち着かせる時間なのか、今、ここで長いボールを出すのか、そうした判断のうまさがあるので、代えがたい存在ではある。MF板倉滉(22)=フローニンゲン=も素晴らしい選手なので、あとは経験だろう。

 5日後のミャンマー戦、勝利は間違いないが、早い時間帯に先制さえすれば、試合を楽に進められると思う。

 (題名のDirecto・ディレクト=スペイン語で「直接、まっすぐに」の意味)

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