ラグビー日本代表、6日・南ア戦へリーチ「一人一人なら弱点ある」

南ア戦を前に会見したリーチ・マイケル主将(カメラ・田村 龍一)
南ア戦を前に会見したリーチ・マイケル主将(カメラ・田村 龍一)

◆ラグビー・日本代表W杯日本大会壮行試合 リポビタンDチャレンジカップ2019 南アフリカ代表<5>VS日本代表<10>▽6日午後7時15分▽埼玉・熊谷ラグビー場

 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は4日、都内で南アフリカ戦のメンバーを発表した。主将のリーチ・マイケル(30)=東芝=は、ベスト布陣で臨む世界ランク5位の強豪に対し「一人一人なら弱点がある」と断言。相手個々の分析結果を宿泊先に貼り出し意識を高め、前回15年W杯1次リーグ初戦で世界に衝撃を与えた大金星再現の準備をする。

 午前の練習後、都内の宿舎で取材に応じたリーチは、いつも以上に緊張感を漂わせた。コリシ主将以下ベストメンバーを並べてきた巨大な南アに立ち向かう心得は一つ。「チームとしてはかなり強いが、弱点を見れば人間対人間の勝負になる。十分に戦える。一人一人を見れば僕たちが上回るポイントはたくさんある」。大きな岩でも砕けば石になる。集合体ではなく個人の弱点を突いていくことで、勝機を見いだす。

 パシフィックネーションズ杯から、分析した相手の弱点を宿舎に貼り出し頭に入れるようにしてきた。動きや判断の癖、プレッシャーのかけどころ…、今回も選手各自が対峙(たいじ)する相手の分析などを進めてきた。スーパーラグビーのサンウルブズで南ア勢と対戦経験を重ね、一対一で当たり負けしない自信もついている。運動量には絶対の自信があり“日本一暑い街”熊谷の熱気も味方になる。

 逆に日本は「君が代」のさざれ石のように、細かさを積み重ねて一つの「巌(いわお)」となる構え。リーチは、2日のミーティングで「1%の努力」を呼びかけた。グラウンド内では「立ち上がるスピード、ボディーランゲージ」、グラウンド外でも「ウェートトレの(数値)記入、きっちり片づけること」など細部を大切にしてきた。

 前回W杯直前はスクラム強国のジョージアからモールトライを奪って自信をつけた。今回ジョセフHCは「マストウィンではない。最後の仕上げの試合」と位置づけた。1次リーグ同組はいずれも南ア同様にFWが大きく強い。「最後までフィジカルで戦えるか」を証明することも目標のひとつ。小よく大を制し、W杯8強への道筋を、より明るく照らし出す。(大和田 佳世)

 ◆15年W杯・日本―南ア戦 日本は前半、FB五郎丸の先制PG、モールからフランカーのリーチがトライを挙げるなどし、10―12で折り返す。後半、サインプレーによる五郎丸のトライなどで食い下がると、29―32の終了間際、相手反則でペナルティーキックをゲット。同点PGを狙わず逆転を目指してスクラムを選択した。連続攻撃の末、右隅ラックから左へ展開。SH日和佐からボールを受けたセンター立川が2人飛ばしパス。NO8マフィがハンドオフで突破し、最後はウィングのヘスケスが左隅に飛び込み逆転トライ。34―32で歴史的な金星を挙げた。

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