本間さん、ワカサギ大会V8 脳梗塞、膝の手術乗り越え「絶対王者」13度目

スポーツ報知
ワカサギ大会8連覇の本間さん(AFCおおばで)

 1日、報知フィッシングフェスタの釣り大会が神奈川・芦ノ湖のAFCおおばと茨城・波崎港の信栄丸で行われた。AFCおおばのワカサギ大会では、御殿場市の本間博文さん(53)が737グラム(総重量)、8連覇で13度目の栄冠に輝いた。釣りガールの小野瀬みらいも参加して、2位に食い込む大健闘。一方、信栄丸のアカムツ大会では、神栖市の根本秀忠さん(52)が、1・82キロ(大型3尾重量)で初優勝した。

 「優勝は737グラム。本間博文さんです」。成績が発表されると、本間さんは少し照れたような表情を見せて優勝トロフィーを受け取った。8年連続13度目のV。「今回は思うように釣れなかったので、本当にダメだと思った」と漏らした言葉は本音だった。今年2月に脳梗塞で入院。大会直前にも膝の手術を行った。体調は決して万全ではなかった。それでも勝つのが「芦ノ湖の絶対王者」と呼ばれる理由だ。

 本間さんが選んだ釣り場は箱根園水深9~12メートル。「大会前日に午後から釣ってみたけれど、13尾掛けもあったので、迷わず箱根園に決めました」。しかし、当日は状況が一変していた。ワカサギの群れはいるものの、移動が速くあっという間にボートの下を通り過ぎてしまい、なかなか数が伸びない。

 そこで本間さんはあらゆるテクニックを駆使した。魚群探知機に層が厚く映る反応を狙い、オモリをやさしく着底させ、群れを散らさないようにした。さらには仕掛けを細かく揺らして誘ってから一瞬止めた。ワカサギに食う間を与えてハリ掛かりさせる釣り方だ。

 さまざまな釣り方で必死に数を伸ばす本間さんに勝利の女神も味方した。ライバルたちが箱根園を見限って別の釣り場へ移動する中、本間さんは箱根園で粘っていると、競技終了間際、大きな群れが入ってきた。ここで釣れたのは10センチ級のワカサギ。これで重量を上積みして栄冠をつかみ取った。

 「今季のワカサギは春先の雨不足で生育が1か月ほど遅れている感じ」と芦之湖漁協組の結城陽介さんは見ている。なかなか数釣りができない厳しい条件だからこそ、オモリの重さやハリの大きさを変えてみたり、オモリの着底に気を配ってみたりと、細かい部分まで計算された本間さんの技が際立った。「8連覇したんで、10連覇まではいきたいですね」と絶対王者はさらに先を見つめた。(高田 典孝)

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