南ア出身ファンデルヴァルト“スパイ”名乗り「放送禁止」ヤジ特訓

練習中、厳しい表情を見せるファンデルヴァルト(右)
練習中、厳しい表情を見せるファンデルヴァルト(右)

6日激突 ラグビー日本代表が南アフリカ代表を“口撃”する。3日は午後から都内のグラウンドで冒頭15分のみ公開で全体練習。勝敗の鍵を握るラインアウトの駆け引きで、FW陣が敵チームが使う「アフリカーンス語」でヤジを入れて重圧をかける練習も始めた。ロックのヴィンピー・ファンデルヴァルト(30)=NTTドコモ=も母国の“スパイ”に名乗り。試合中に即席翻訳して勝利に貢献するつもりだ。

 冒頭15分の公開部分では見せていない“口撃特訓”がこっそり行われていた。南アフリカFWを見立てたラインアウトの練習で、本番と同じように重圧をかけるため、敵チームの公用語を使いヤジを飛ばして競り合った。南アフリカ出身のファンデルヴァルトは「昨日の練習で、トンプソンがアフリカーンス語で何か悪い言葉を言ってて。何人かそういう言葉を覚えたと思う」と明かした。

 ヤジの中身は非公表だが、佐藤秀典通訳は「『お前の母ちゃん、デベソ』なんてものじゃない。テレビなら『ピ~っ』と鳴る放送禁止の言葉」と苦笑いした。

 203センチと198センチのロック2人を擁する敵FW対策に、198センチ長身ロックのバックアップメンバー、アニセ・サムエラ(キヤノン)も招集。勝敗の鍵を握るラインアウトの練習を入念に行った。

 耳慣れぬ敵チームの言葉は、先発濃厚なファンデルヴァルトが耳をダンボにして盗み聞きする“007”に名乗り。「僕なら言葉が分かる。間違いなく役に立つ」。日本が金星を奪った15年W杯1次リーグ初戦以来、2度目の対戦。「間違いなくリベンジをしてくる。前回のように日本を過小評価せず、ナメずに本気でやってくる」と母国を警戒した。(小河原 俊哉)

 ◆アフリカーンス語 南アフリカ公用語の一つ。植民地時代にオランダ語から現地の言葉やマレー語などが融合してでき、英語の影響も受けている。北西部で最も多く使用されている。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請