【DeNA】今永、単独トップ13勝目 3冠で沢村賞見えた ラミレス監督「NO1投手と証明した試合」

8回途中2失点で今季13勝目を挙げた今永(カメラ・義村 治子)
8回途中2失点で今季13勝目を挙げた今永(カメラ・義村 治子)

◆広島2―3DeNA(1日・マツダスタジアム)

 26歳の誕生日だったDeNA・今永が8回途中8安打2失点と粘投で自力Vを復活させた。これで巨人・山口を抜きリーグ単独トップの13勝目。防御率、奪三振とリーグ単独3冠で沢村賞まで見えてきた。打ってはソトが6回にリーグ単独トップに浮上する34号同点2ラン。柴田の犠飛でこの回勝ち越しに成功した。9回は山崎が30セーブ目で締めた。

 バースデーソングが心地よかった。夏も終わり、広島の涼しい風に吹かれながら今永はヒーローインタビューを受けた。「バッターボックスに入る時、チームの垣根を超えて歌ってくれた。一選手としてうれしかった。感謝しています。いい日になったと思います」。26歳の誕生日に、8回途中8安打2失点の粘投。自力Vを復活させた。

 立ち上がりは苦戦した。「ブルペンが良すぎた。僕の中でこういう時はいけるか、ダメの2択。それがダメに出た」。初回2死一、三塁から会沢に左翼線二塁打で先取点を許す。18イニングぶりの失点を喫すると3回にも1点を失った。いずれも打たれたのは変化球だった。

 しかしここから修正するのが今季の今永だ。「変化球がマークされている中で直球で押せた。そこから変化球も使えた」と、4回以降は「0」を並べた。8回1死、長野の打球を右でん部付近に受け降板したが「痛みはない」と軽症だ。

 これで13勝、防御率2・38、163奪三振でいずれも単独でリーグ3冠に浮上。それには新たな武器が生きていた。開幕前、後輩の東からチェンジアップの握りを聞き、取り入れた。今までは5本の指を掛けつかむような握りだったが、人さし指と中指で挟むような形に変更。「チェンジフォークですね。左打者に投げるにも全然苦じゃなくなりました」。130キロ台前半の魔球が打者のタイミングを外し、空振りも取れるようになった。「きょうは良くなかった」と言うが好調の西川からこの球で2つの空振り三振を奪った。

 昨季までリーグ3連覇の広島に対し今季は6戦5勝無敗と完全に封じている。「数字はいいけど感じていない。丁寧に投げて、大胆さと分けられている」と、得意な意識はないがCSでも対戦する可能性があるだけに大きい。ラミレス監督は「こういう試合でこういう投球ができるのはNO1投手と証明した試合。素晴らしい」と最上級の賛辞を贈った。巨人が負けマジックが消滅。直接対決6試合を残し4差。指揮官は「そこは気にしない。我々がいかに残り試合を勝てるか」。奇跡の21年ぶりVへ駆け抜ける。(岸 慎也)

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