【日本ハム】田中賢介、日米1500安打 勝利で祝えず6連敗…自力CS消滅

8回2死三塁、右前に適時打を放った日本ハム・田中賢(カメラ・越川 亘)
8回2死三塁、右前に適時打を放った日本ハム・田中賢(カメラ・越川 亘)

◆楽天2―1日本ハム(1日・楽天生命パーク)

 日本ハムの田中賢介内野手(38)が、楽天戦で日米通算1500安打を達成した。2点を追う8回に代打で登場し、右前適時打を放った。今季限りでの現役引退を表明している38歳が、仙台でのレギュラーシーズン最終戦で杜の都のファンに雄姿を届けた。しかし、ベテランの一打もむなしくチームは貧打が響いて6連敗。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。

 何とか流れを変えたい―。その一心だった。2点を追う8回2死三塁。田中賢が代打で打席へ向かうと、カウント1―1から、森原が投じた149キロ直球を思い切り振り切った。少し詰まった打球は右翼手の前に飛び、ダイビングキャッチを試みたグラブの前で跳ねた。「三塁に走者がいたので、1点を返すつもりで打ちました」。ベテランの勝負強さが、沈黙していた打線を勢い付けた。

 節目の安打にもなった。この1本で、日米通算1500安打を達成した。米国では2年間で8安打にとどまったため、「米国で打たなさすぎて恥ずかしいな、という思いもあるんですけど」と苦笑いしたが、国内のみでの1500安打にも残り8本に迫った。今季限りでの現役引退を表明しているだけに、「(打撃は)大きな波もなく来られていると思う。せっかくなので最後、いきたいですね」と意欲を燃やした。

 ベテランの一打もむなしく、チームは1点差で敗れて6連敗となった。流れを変えたい気持ちは誰もが同じ。田中賢は「どうしてもこれだけ負けが続くと(雰囲気は)良くはない。だけど、みんな必死にやっているので」とナインの思いを代弁した。栗山監督は「賢介の技術力はすばらしいものがある」とその勝負強さをたたえた。

 残り19試合。CS圏内となる3位・楽天には5ゲーム差と厳しい状況に置かれている。しかし、百戦錬磨の38歳は諦めない。「クライマックス(シリーズ)も、まだチャンスがあるし、勝ちたい」。プロ野球人生の集大成を飾るためにも、まだ終われない。(小島 和之)

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