【宏太’Sチェック】本当にタフなチームになった

ドリブル突破を図る札幌FWジェイ(左)
ドリブル突破を図る札幌FWジェイ(左)

◆明治安田生命J1リーグ第25節 神戸2―3札幌(31日・ノエスタ)

 1勝というのは、これくらい戦わないと取れないと、選手も神戸戦で感じたと思う。夏場の暑い中だったが、足が止まることもなく走り抜いて、本当にタフなチームになった。押し込まれ気味だった前半も、全員が集中して危なげない試合運びができていたし、得点が取れない雰囲気もなかった。ビッグネームがそろう相手から奪った勝利は、勢いがつくものになったと言える。

 決勝点を決めたのが宮沢だったのは、正直良かった。前半43分に先制された場面で、ヘディングでのクリアを遠くに飛ばそうとして首を振った。責任感があっての行為だが、そうすることでリスクは高くなり、クロスが通ってしまった。点を取るなりしてミスを取り返して欲しいと思っていたが、その通りに意地を見せてくれたのは素晴らしかった。

 今年の札幌は波が少なくなった。いいチームというのはどんな状況でも安定した成績を出せるもの。序盤に3連敗こそあったが、その後は着実に勝ち点を積み上げてきている。ブランドというのは、常に高い水準を保てるからその称号が得られるもので、一時だけいいものは、ブランドとは呼ばれない。僕はある意味、今年は「コンサドーレブランド」ができつつあると思う。ACL出場という結果を残し、その地位を確立させて欲しい。

(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

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