【侍U18】“BIG4”154キロ右腕・西「7番・DH」で日本初1試合2発&8打点

4回2死一、三塁、左越え3ランを放つ創志学園・西 (カメラ・馬場 秀則)
4回2死一、三塁、左越え3ランを放つ創志学園・西 (カメラ・馬場 秀則)

◆U―18ワールドカップ第2日 オープニンググラウンド 日本19―0南アフリカ=6回コ-ルド=(31日・機張現代車ドリームボールパーク)

 【韓国・機張(キジャン)31日=ペン・山口泰史、伊井亮一、カメラ・馬場秀則】今秋ドラフト1位候補の西純矢投手(創志学園、3年)が、ド派手に打ちまくった。打撃にも定評のある“BIG4”の一角は「7番・DH」で先発し、前身大会を含めて日本初の1試合2本塁打をマーク。3安打8打点の活躍で日本史上最多19得点へと先導し、南アフリカに6回コールド勝ちした。1次リーグ2連勝。B組の日本は、1日に5連覇を目指す米国と対戦する。

 本職外で歴史に名を刻んだ。5―0の4回2死一、三塁、西が外寄りの直球を左翼席に放り込んだ。今大会チーム1号に続いて6回2死一塁では、高めの直球を再びレフトスタンドへ運んだ。「2本目は狙っていた」。1大会での2発は17年の清宮幸太郎(現日本ハム)以来、1試合2本塁打は前身大会を含めても日本初で、仲間から「やりすぎやろ!」と突っ込まれた。

 2本目は、30日の開会式で仲良くなり、シリコンバンドをもらったムポフから奪った。「やっちゃいました!」と苦笑。「精いっぱいプレーするのが国際交流だと思う」と、試合後はハグをして健闘をたたえ合った。

 3回の左犠飛、5回の左前2点適時打を含めて3安打で自身初の8打点。「出来すぎ。お母さん(美江さん)の前で打ててよかった」。最速154キロ右腕としてドラフト1位候補に挙がるが、創志学園では4番を務め、高校通算25本塁打を誇る。「(普段は)打撃練習しかしていない」ほどの打撃好きだ。視察した巨人の長谷川スカウト部長は「パンチ力がある。スイングスピードが速い」と、打撃センスを評価した。

 宿舎での食事が合わず、体重が減る選手が多い中で、西は「ピザとポテトしか食べていない」という偏食で体重をキープ。同部屋の奥川恭伸とは、深夜まで語り合う仲だ。「早く戻ってきてほしい」と、気遣った。

 指名打者の選択で、宮城大弥と浅田将汰を含めて迷った永田裕治監督(55)は「西は大きいのがある。目が輝いていた。大当たりですね」と、15安打19得点の大勝を喜んだ。1日からは米国、台湾、パナマと強豪との対戦が続く。「投手がメインなので早く投げたい」。BIG4の佐々木朗希、奥川が本調子ではない中で、西は投打で初の世界一に貢献する。(伊井 亮一)

 ◆南アフリカの野球 前回大会は、米国、日本、キューバ、オランダ、メキシコに1次リーグで敗れた。順位決定ラウンドでも3戦全敗に終わり、8戦全敗で最下位の12位。2018年世界ランク23位。WBCでは第1、2回大会(06、09年)に出場し、5戦全敗だった。昨年は、同国出身の7選手がマイナーリーグで奮闘した。

 ◆西 純矢(にし・じゅんや)2001年9月13日、広島市生まれ。17歳。鈴が峰小2年時に「鈴が峰レッズ」で野球を始め、阿品台中では「ヤングひろしま」に所属。3年時に「NOMO JAPAN」に選出。創志学園では1年春からベンチ入り。好きな選手と球団はドジャースの前田健太、広島。球種はスライダー、カーブ、スプリット、チェンジアップ。184センチ、85キロ。右投右打。

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