聖地にPLが帰ってくる!マスターズ甲子園に初出場決定…先発・桑田氏が0封

マスターズ甲子園出場を決め笑顔を見せる(左から)桑田氏、清水哲氏、中村順司氏
マスターズ甲子園出場を決め笑顔を見せる(左から)桑田氏、清水哲氏、中村順司氏
1985年、夏の甲子園で優勝し喜ぶ桑田氏(右端)
1985年、夏の甲子園で優勝し喜ぶ桑田氏(右端)
PL学園の応援で名物だった人文字
PL学園の応援で名物だった人文字

 甲子園に見慣れたアイボリーのユニホームが帰ってくる。元高校球児による「マスターズ甲子園2019」の大阪代表決定戦が31日、東大阪市の花園中央公園野球場で行われ、PL学園OBが春日丘OBを11―5で下し初参加で初出場を決めた。

 元巨人の桑田真澄OB会会長(51)=スポーツ報知評論家=は「4番・投手」で先発、1回を無失点。大会は11月9、10日に開催され、PL学園OBは9日に利根商OB(群馬)と対戦する。

 試合終了後、球場に駆けつけた応援会OBら約20人が母校の校歌を斉唱すると、桑田氏らメンバーも一緒になって口ずさんだ。「なんか涙が出そうになりました。野球部が休部になり、校歌が聴けなくなってさみしく思っていました」。再び聖地でプレーできる喜びを仲間と分かち合い、背番号81は感慨にふけった。

 「4番・投手」で先発。1回2死一塁からカーブで空振り三振に斬って無失点に抑えると、2回は遊撃の守備に就いた。チームをシニア、ミドル、ヤングの年齢ごとに分け、交代制で出場するルールのため、45歳以上の桑田氏らシニアの出場は時間制限で2回で終了。ベンチで後輩たちに声援を送った。2回に2点を先制したチームはその裏、1点差に詰め寄られたが、4回に2点、7回に4点を追加して逃げ切った。

 春3回、夏4回の甲子園優勝を誇る名門校は13年の部内暴力を機に、16年夏の大阪大会2回戦で敗退後、事実上の廃部状態。09年夏以来10年ぶりの聖地となる。花園球場は休部前、最後に後輩が戦った地。「その話は聞いていたので、何とか勝って甲子園を決めたいなと思っていた」。後輩の思いも背負って登ったマウンドだった。

 「桑田は気合が入っていました。楽しみです」と教え子と挑む戦いに胸を躍らせた中村順司総監督(73)。桑田氏の1学年上にあたる清水哲監督(53)も「うれしいです」と桑田氏と握手を交わし、笑顔を見せた。

 「僕はやっぱり甲子園にすごく育ててもらったという思いがある。甲子園で精いっぱいプレーして、野球の素晴らしさ、PL学園の素晴らしさを伝えたい」と意気込んだ桑田氏。甲子園通算20勝。多くのドラマを生んだレジェンドが、再び聖地で躍動する。

 ◆マスターズ甲子園 2004年に第1回大会を開催。全国の高校野球OB、OGが世代、甲子園出場・不出場、元プロ・アマなどのキャリアの壁を超え、出身校別にチームを結成して戦う。参加資格は25歳から、ベンチ登録人数は50人以内。大学、社会人の現役選手、現役のプロ野球関係者は出場できない。本戦は予選を勝ち抜いた16校で争われる。

 ◆人文字も復活へ

 本大会には同校OB約600人が集結し、名物の人文字を復活させる。アルプス席は開放されないため、内野席で披露する予定。吹奏楽部や応援部のOB約30人も駆けつけて盛り上げる。

マスターズ甲子園出場を決め笑顔を見せる(左から)桑田氏、清水哲氏、中村順司氏
1985年、夏の甲子園で優勝し喜ぶ桑田氏(右端)
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