高山勝成、東海予選で敗れて現役引退 東京五輪へ届かず

宇津に判定で敗れ、肩を落とす高山(左)
宇津に判定で敗れ、肩を落とす高山(左)

 ボクシングの東京五輪代表選考に関わる全日本選手権東海ブロック予選が31日、岐阜市内で開幕し、フライ級(49キロ超~52キロ以下)で出場した愛知県代表の元プロ主要4団体世界ミニマム級王者・高山勝成(36)=名古屋産大=は、1回戦で三重県代表のサウスポー・宇津輝(うづ・ひかる、日大)に0―3の判定で敗れた。

 ジャッジ3者はいずれも、1、2ラウンドは左ストレートを見栄えよく当てた宇津を支持。高山は最終3ラウンドで盛り返してレフェリーストップ寸前まで追い込んだが詰め切れなかった。

 東京五輪への道が途絶え、試合後は「僕の挑戦を応援して下さった方々に感謝したい。これでひと区切り」と現役引退を表明。今後は教員を目指す。

 ◆高山 勝成(たかやま・かつなり)1983年5月12日、大阪市生まれ。36歳。中学2年からボクシングを始め2000年10月、プロデビュー。05年4月、WBC世界ミニマム級王座奪取。以後、WBA暫定、IBF、WBO同級王座を獲得し、14年12月に日本人初の主要4団体王座制覇達成。17年4月、プロ引退。18年10月、アマ選手登録。名古屋産大ボクシング部所属。身長158センチ、右ボクサーファイター。

 ◆高山のアマ転向表明からの経緯

 ▽17年4月 33歳で名古屋産大に入学した際、WBO世界ミニマム級王座を返上し、プロを引退して東京五輪を目指すことを表明。日本連盟・山根明会長(当時)は「高山のアマ登録は1000%、認めない」と拒否

 ▽7月 「高山勝成のアマ登録を支える会」が設立され、テコンドーでシドニー五輪銅メダルの岡本依子氏らが参加。署名活動開始

 ▽18年3月 約2万5000人分の署名を、日本オリンピック委員会(JOC)・橋本聖子副会長は受理したが、JOC傘下の日本連盟は山根会長が受け取りを拒否

 ▽4月 日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に「スポーツ調停」を申し立て。日本連盟は話し合いに応じず

 ▽8月6日 高山がJSAAに仲裁判断を委ねる「スポーツ仲裁」申し立て

 ▽8月8日 山根会長が辞任

 ▽10月 日本連盟が高山のアマ選手登録を認めることを発表。プロ世界王者のアマ転向は国内初

 ▽19年7月 高山が五輪切符を争う全日本選手権の愛知県予選でアマデビューし、優勝。東海ブロック予選進出を決める

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