【巨人】丸、V打&バックスクリーン弾&ダイブ好捕…原監督「三重丸」

阪神に勝利し、丸(右)をハイタッチで迎える原監督
阪神に勝利し、丸(右)をハイタッチで迎える原監督
7回2死一、二塁、右前に勝ち越し打を放ち、ほえる丸(カメラ・石田 順平)
7回2死一、二塁、右前に勝ち越し打を放ち、ほえる丸(カメラ・石田 順平)

◆阪神1―4巨人(30日・甲子園)

 巨人は、雨で試合開始が1時間遅れたゲームで阪神を下し、3連勝を飾った。丸が同点の7回2死一、二塁、勝ち越しの右前打。9回にはバックスクリーンへダメ押し2ランをたたき込み4安打と大暴れ。9回2死二塁の中堅守備では、飛球をダイビングキャッチして試合を締めた。丸の攻守にわたる活躍で、優勝マジックは17だ。

 勝利をたぐり寄せる放物線が、バックスクリーンに向けて描かれた。打球が吸い込まれると、丸は弾むようにダイヤモンドを回った。1点リードで迎えた9回2死二塁、岩崎の外角スライダーを仕留めた。「1点差だったので1点でも多くと思っていた。結果的にホームランになってよかったです」。2戦連発の24号2ランが試合を決めた。

 決勝打も丸だ。同点の7回2死二塁、坂本勇が3ボールからの申告敬遠で一、二塁。フルカウントから高橋遥の内角148キロ直球を右前にはじき返した。「なかなか点を取らせてもらえる投手ではないので、ああいう場面で結果が出てよかった」。6回まで1点に封じられていた左腕から放った3安打目で均衡を破った。原監督も「(直前の)敬遠というのが彼の中で何回目なのかね。あのへんで少し火をつけてくれたという感じがするね」とたたえた。

 レギュラーの覚悟を内に秘め、日々しびれる戦いを続けている。今季から本拠地が天然芝のマツダスタジアムから人工芝の東京Dになり、昨年よりも体に張りが出るようになったという。それでも「レギュラーで試合に出る人は少なからず、みんな小さいけがだったり疲労が積み重なっている。そういうものと思っている」と意に介することはない。

 さらに昨年はけがで1か月の戦線離脱を経験したからこそ「1軍でやりがいを持ってプレーできることはすごくいいこと」。ここまで坂本勇、岡本とともに全試合出場。期待通りの結果を出して、チームを支えている。

 この日は走塁と守備でも存在感を示した。初回2死から右前安打で出塁すると、「隙が見えたので」と岡本の4球目でスタート。相手の暴投も絡んで一気に三塁まで進み、4番の先制打を呼び込んだ。さらに9回2死二塁の守備では福留の浅い飛球を水しぶきを上げながらダイビングキャッチした。指揮官も「見事だった。きょうは二重丸、いや三重丸だ」と笑みを浮かべる大活躍だった。

 午前中に新幹線で移動し、試合開始も雨のため1時間遅れた試合を制し、今季2度目の阪神戦5連勝で、マジックは17。「1個ずつ勝って、一つずつマジックを減らせるように、いつも通りのジャイアンツの野球をやっていきたいと思います」。優勝請負人の存在が、ラストスパートの戦いでも頼りになる。(後藤 亮太)

試合詳細
阪神に勝利し、丸(右)をハイタッチで迎える原監督
7回2死一、二塁、右前に勝ち越し打を放ち、ほえる丸(カメラ・石田 順平)
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