【阪神】鳥谷、今季限りで退団へ…29日に会談

8回、ネクストバッターズサークルに入るも打席が回らずベンチに戻る鳥谷(右は矢野監督)
8回、ネクストバッターズサークルに入るも打席が回らずベンチに戻る鳥谷(右は矢野監督)

 阪神・鳥谷敬内野手(38)が今季限りで退団することが30日、決定的となった。

 今後の動向が注目される中、29日に球団側と会談。関係者の話を総合すると、来季構想外の方針を通達されたとみられる。今季は本塁打、打点とも0と苦しいシーズンを送っているが、通算2082安打の実績は十分。正式に退団が決まれば、複数球団が獲得に乗り出す可能性が高い。

 球団歴代1位の通算2082安打を放った鳥谷が、タテジマのユニホームに別れを告げることが決定的になった。29日の午前に行った会談には、揚塩球団社長らも同席。来季構想外の方針は、よほどのことがない限り変わることがないとみられるが、谷本球団本部長は「本来は自分で出処進退を決められる数少ないプレーヤーだと思っています」と功労者に敬意を表した。

 5年契約の最終年となる今季は、代打起用を中心に56試合で打率2割8厘。本塁打、打点ともに0で、苦しいシーズンとなった。開幕前には遊撃への再挑戦を志願して16年目を迎えたが、同じポジションには新人・木浪や北條らが台頭。球団も断腸の思いで、世代交代へかじを切ったとみられる。谷本本部長は「彼もシーズンに集中したいと思っているはずだし、そこは本人が決める話。答えはまだ、全然出ていません」と現状を説明した。

 鳥谷は神宮での今季最終戦となった25日のヤクルト戦後、「自分もこれが(神宮で)最後かもしれない」と発言。この日の巨人戦(甲子園)前には球団側と会談したことを認めたが、「球団がどう考えているのかを聞きました。自分がどうするのかは全然、考えていません」と語るにとどめた。試合の出番はなかったが、まずは逆転でのCS進出へ力を尽くすつもり。現役引退か、それとも他球団に働き場を求めるのか、一気に騒がしくなってきた。

 ◆鳥谷 敬(とりたに・たかし)1981年6月26日、東京都生まれ。38歳。埼玉・聖望学園高から早大に進学。01年春に3冠王を獲得するなど東京六大学4連覇に貢献する。03年のドラフト自由獲得枠で阪神に入団し、2年目に遊撃のレギュラーに定着。04~18年にかけ、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場を果たした。獲得タイトルは11年の最高出塁率に、ベストナイン6度、ゴールデン・グラブ賞5度。180センチ、79キロ。右投左打。今季年俸4億円。

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