一昨年王者のウルフは意地の銅メダル

男子100級の敗者復活戦でエルナハス(右)から大外刈りで一本を奪うウルフ・アロン
男子100級の敗者復活戦でエルナハス(右)から大外刈りで一本を奪うウルフ・アロン

 世界柔道選手権第6日は30日、東京・日本武道館で男子100キロ級と女子78キロ級を行い、一昨年の男子100キロ級世界チャンピオン、ウルフ・アロン(23)=了徳寺大学職=は準々決勝で敗退したものの、3位決定戦を勝ち、銅メダルは死守した。

 女子の浜田尚里(28)=自衛隊体育学校=が決勝で敗れ、2連覇を逃した。昨年の欧州チャンピオン、マドレーヌ・マロンガ(フランス)との決勝。今年のグランドスラムバクーで一本負けを喫するなど、ここまで1勝2敗。浜田はこの日も長身の相手に攻めあぐね、先に大内刈りで技ありを奪われた。その後、得意の寝技に持ち込むチャンスもあったが逃げられた。そして、強引に大外刈りを仕掛けにいったところを逆に返されてしまった。エビ反りの体勢で耐えたが、最後は力尽き、背中から落ちて一本を奪われた。

 2回戦から登場した浜田は初戦で谷落としで技ありを奪うと、そのまま横四方固めに押さえ込んで合わせ技で快勝。続く3回戦は大内刈りで一本勝ち。準々決勝も得意の寝技に持ち込み、崩れ上四方固めで一本を奪った。準決勝ではアポテカー(スロベニア)相手に開始49秒、腕がらみで一本勝ち。2大会連続で決勝に進出していた。

 子供の頃、ピアノを習っていた浜田が、柔道を始めたのは10歳の時。鹿児島の実家に近い自衛隊の国分駐屯地内の道場に顔を出したのがきっかけだった。鹿児島南高時代、寝技に磨きをかけ、山梨学院大では、ロシア発祥の格闘技サンボにも取り組み、寝技や関節技の幅を広げた。ユニバーシアードでは柔道、サンボの2競技で金メダルを獲得。さらに世界選手権でも両競技の頂点に立っている。

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