【坂田正彰の目】総キャップ数激減もSRで経験値底上げ

東京ドームで始球式を行ったラグビー日本代表の田中史朗(右)とリーチマイケル(カメラ・生澤 英里香)
東京ドームで始球式を行ったラグビー日本代表の田中史朗(右)とリーチマイケル(カメラ・生澤 英里香)

 日本ラグビー協会は29日、W杯日本大会(9月20日開幕)で史上初の8強入りを目指す最終登録メンバー31人を発表。ジェイミー・ジョセフ代表ヘッドコーチ(HC、49)は、都内で行われた会見で、胸を張って「偉業達成」を宣言した。前回大会よりFWが1人増えて18人、BKは13人に。外国出身選手は前回10人から過去最多の15人となった。

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 妥当な人選だろう。ジョセフ日本で特徴的なのは、チーム力の指標となる31人のテストマッチでの総キャップ数だ。前回エディー日本の「1026」から「683」と相当、目減りした。他チームでも1200~1300が平均でキャップ数として一目瞭然で劣るが、実はそうではない。

 ジョセフ日本の強化の象徴である南半球スーパーラグビー(SR)サンウルブズで4季かけて経験値を底上げしてきた。SRの31人の総キャップ数は「664」。テストマッチも初めて世界ランク1位から10位まですべてのチームと対戦して、相当な経験値を積んできた。

 少数精鋭主義でテストマッチの経験値を高めてきたエディー日本と違い、多くの選手を使い、見極め、ここまで絞り込んできた。

 SHはタイプの異なる3人となった。日本のラグビーの根幹はゲームメイクをする9番(SH)と10番(SO)にある。10番の田村に、田中、茂野、流でチームのリズムを作るだろう。1次リーグ初戦は必ずベストメンバーをそろえるのが定石だ。ロシア戦でだれを9番に置くかも注目される。(元日本代表フッカー)

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