ドーハ世界陸上へ川内「かみ合う準備を」 ニューカレドニアマラソンから帰国

ニューカレドニアマラソンから帰国した川内優輝(カメラ・太田 涼)
ニューカレドニアマラソンから帰国した川内優輝(カメラ・太田 涼)

 4月にプロ転向したドーハ世界陸上男子マラソン代表の川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=が29日、ニューカレドニア・モービル国際マラソンから帰国した。強風もあり大会記録(2時間16分56秒)更新はならなかったが、2時間17分24秒で2連覇。9月1日には北海道・わっかない平和マラソンに出場予定で「昨年はフルマラソンでは初めてスタミナ切れして大失速した。今年はそこをどうまとめられるか。ドーハに向けてもカギになる」と反省を生かすつもりだ。

 11年ぶりに参戦した妻・侑子さんとのアベックVはならなかったが、思い出の地を夫婦で巡った。なかでも離島ツアーは格別で「すごく美しい景色。ようやく行くことができてよかった」。白い砂浜を走ってトレーニングするなど、満喫した。昨年は悪天候で離島の観光ができず、予定を変更して訪れた水族館も休館日とツイていなかったが、今回はリベンジに成功した。

 一方、やり残したこともある。「来年も(招待選手として)呼んでいただけるなら、今度こそ大会新とアベックVを達成したい」と雪辱に燃える。さらに、観光についても「今回は離島を堪能できたが、小さな島は他にもたくさんある。リビエールブルー州立公園も見てみたい」と目を輝かせた。

  • リビエールブルーでは野生のカグーを目の前で見ることができる(カメラ・太田 涼)
  • リビエールブルーでは野生のカグーを目の前で見ることができる(カメラ・太田 涼)

 なかでも「ぜひ見たい」というのがニューカレドニアの国鳥であるカグーを観察できるリビエールブルー州立公園だという。ヌメア市内から車で約1時間30分のところにある約22000ヘクタールの壮大な公園には、約700羽のカグーをはじめ多くの動植物が生息。なかでも、園内の植物の8割はニューカレドニアの固有種で、約3200種類もある。

 ニッケルやクロムなどの鉱物を含む土壌は太古の植物に適しており、園内に広がる“原始の森”では恐竜のドキュメンタリーが撮影されることもある。名物ガイドのフランソワさんは日本語も堪能。2005年の愛知万博をはじめ4度の来日経験があり、「被子植物」や「裸子植物」などの難しい日本語も難なく使いこなしながら解説してくれる。

  • 名物ガイド・フランソワさんは日本語も堪能だ(カメラ・太田 涼)
  • 名物ガイド・フランソワさんは日本語も堪能だ(カメラ・太田 涼)

 川内は「レースが1番ですが、毎年1つずつでも名所を巡っていけたら。やはり、旅も大好きなので」と笑みを浮かべる。今秋のドーハ世界陸上へ向けては「ここまで練習量(月間1100キロなど)に比例した結果は正直出ていない。すぐに成果として現れるものではないかもしれないが、うまくかみ合うような準備をしていきたい」と目標の8位以上へ意気込む。大舞台を経て、来年はさらに進化したプロランナーとしてニューカレドニアに足を運ぶつもりだ。

ニューカレドニアマラソンから帰国した川内優輝(カメラ・太田 涼)
リビエールブルーでは野生のカグーを目の前で見ることができる(カメラ・太田 涼)
名物ガイド・フランソワさんは日本語も堪能だ(カメラ・太田 涼)
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