【巨人】坂本勇が8回に交代…原監督「正常ではない状態」

8回、遊撃の守備位置に就いた直後に交代した坂本勇(カメラ・橋口 真)
8回、遊撃の守備位置に就いた直後に交代した坂本勇(カメラ・橋口 真)

◆巨人0―2広島(27日・東京ドーム)

 原巨人が2戦連続完封負けと、打線の低迷ぶりが心配だ。広島先発ジョンソンに対して計3戦20イニング無得点。降板した7回まで3安打、8四死球ながら攻略できなかった。追い打ちをかけるように坂本勇が8回の守備前に交代。何らかのアクシデントに見舞われた。優勝マジックは20のままだが、今後に不安を残す結果だ。広島戦7勝13敗1分けとなり、5年連続でのカード負け越しも決定した。

 一番目にしたくないシーンが、現実として起こった。8回表。投手が投球練習を終えた直後、原監督がベンチから現れた。球審に選手交代を告げると、遊撃の守備位置に就いていた坂本勇がベンチへと引き揚げていった。2点を追う状況で、何らかのアクシデントが起きたのは明らか。試合後、指揮官は「正常ではない状態だから代えたということ」と説明した。

 直前の7回裏。主将は2死から打席に立ち、バランスを崩すほどの空振りも見せた後に、チーム唯一のマルチとなる中前安打で出塁。続く丸が空振り三振に倒れた際には、スタートを切っていた。プレー続行に意欲を見せたことから、大事に至る前にベンチがブレーキをかけたと見られる。試合後に球場を離れる際、坂本勇は「一応、大事をとって。明日? 動いてからですね」と話すにとどめた。吉村打撃総合コーチは詳細な箇所は伏せたものの、「張りが出たということ」と説明。予断を許さないが、背番号6を長く欠く事態は避けたい。

 試合そのものに目を移せば、またしてもジョンソンに封じられた。8四死球をもらいながら、決定打を欠いた。4安打で今季5度目の完封負けだが、2試合連続は初めて。これで左腕には7月31日に6回を、今月13日には7回を0封されたのに続いて3戦20イニング無得点となっている。

 広島は丸の存在感をどこよりも知っているチームだ。3番として、出塁率の高い坂本勇と調子を上げてきた岡本、ゲレーロをつなぐ役割でもあり、徹底マークしてきた。いつも引っ張る主力が苦しむ時こそ、若い力でサポートしたい。だが、2回1死二、三塁では若林が凡退。4回無死一、二塁では大城が併殺。6回2死一、二塁で代打・石川は右飛に倒れた。原監督は「ベンチ入り全員が戦力」とし、自信と期待を持って試合に送り出す。信頼に応えて、男になってほしい。

 DeNAも勝利し、マジック20のまま残ったが、28日に敗れれば消滅する可能性もある。今季の広島戦は7勝13敗1分けとなり、5年連続のカード負け越しも決まった。「いい気持ちはしないね。まぁ、力そのものはやはり、今日まではカープが上回っているというところだね」と、原監督は素直に認めた。残る対戦や、リーグ優勝の先にCSで激突する日も来るかもしれない。今日までは、と言う指揮官の言葉を現実にしなければいけない。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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