一二三、金メダルの妹・詩に「心の底からおめでとう」3連覇逃すも意地の銅メダル

試合後、兄・一二三と会見する阿部詩
試合後、兄・一二三と会見する阿部詩

◆柔道 世界選手権第2日 ▽男子66キロ級3位決定戦 ○阿部一二三(釣り腰5分40秒延長)マヌエル・ロンバルド●(26日、日本武道館)

 阿部一二三が最後に意地を見せた。3回戦で中国選手の頭が当たり、腫れた右目は視界がぼやけていた。それでも準決勝では丸山を相手に優位に試合を進めた。敗れて3連覇を逃し天を仰いだが「気持ちが折れかけたけど、たくさんの方に支えられてこの舞台に立てている」。3位決定戦では2月のGSパリ大会初戦で敗れたマヌエル・ロンバルド(イタリア)に雪辱。銅メダルをつかんで畳を降りると、涙が止まらなかった。

 2年連続のきょうだい優勝は果たせずも、妹の詩の決勝前には声をかけて送り出した。「今日はお兄ちゃんとして情けないのはあったけど、一柔道家としてあのプレッシャーの中で勝つのはすごい。心の底からおめでとうと言いたい」と祝福。「来年は自分がここで柔道をしている姿しか想像できない。絶対に出場して武道館で優勝したい」。五輪会場での屈辱をバネに、頂点への思いを強くした。

 ◆柔道東京五輪への道 男女7階級で出場権は1人ずつ。代表選考は3段階で、〈1〉世界選手権優勝者が11月のグランドスラム大阪大会を制し、全柔連強化委員会で出席者の3分の2以上が賛成すれば決定〈2〉12月のマスターズ大会(中国)と来年2月の欧州でのGS2大会を終えた時点の実績から判断〈3〉来年4月の全日本選抜体重別選手権で最終選考。

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