明日海りおの本拠地サヨナラ公演開幕 後任トップ・柚香光に「君なら美しい花を咲かせられる」

花組公演「A Fairy Tale」の一場面。ばらの精霊・エリュ(明日海りお、左)と植物学者ハーヴィー(柚香光)
花組公演「A Fairy Tale」の一場面。ばらの精霊・エリュ(明日海りお、左)と植物学者ハーヴィー(柚香光)

 宝塚歌劇花組トップスター・明日海(あすみ)りおのサヨナラ公演「A Fairy Tale ―青い薔薇(ばら)の精―」(作・演出、植田景子)、「シャルム!」(作・演出、稲葉太地)が23日、兵庫・宝塚大劇場で初日の幕を開けた。

 星組トップコンビ、紅(くれない)ゆずる&綺咲愛里(きさき・あいり)の本拠地サヨナラ千秋楽から4日。今度は花組トップの明日海が、入団から17年の思い出がしみ込んだ大劇場でのラスト作を始動させた。

 「A Fairy―」では、ピュアな少女シャーロット(華優希)と出会ったことで「忘れられたくない」と自然界の掟を破り、“罪の色”青に変えられたばらの精霊・エリュを演じた。

 「植田先生の書かれる作品は、繊細な心の動きだったり、感情の量がとても必要とされる。すごくお芝居が好きで、こだわってやってきましたので、技術でというより、自分のすべてで表現できれば」と明日海。劇中の終盤、次期トップスター・柚香光(ゆずか・れい)との絡みでは「君ならこの庭に美しい花を咲かせられる」と、組を託すような、退団公演らしいセリフも用意された。

 ショー「シャルム!」では、黒のえんび服でフィナーレ。明日海が柚香と握手をかわした後に、柚香の背中をそっと押して歩みを促すと、柚香は振り返って右こぶしを胸に当て、敬礼した。

 明日海は後進に向け、「舞台は、その人の取り組み方、価値観、人間性が大きく左右すると思う。宝塚独特の勉強、研究を続けられるのは、お客様の温かい思いがあってこそ。その姿勢、精神は変わらずに持ち続けていてほしい」とメッセージをおくっていた。

 また、本公演は新トップ娘役・華優希の大劇場お披露目のステージ。「A Fairy―」では純粋無垢(むく)な少女から大人へと成長し、人生の荒波にさらされるさまをメリハリのついた演技で表現。ショーでも、元気いっぱいの場面や明日海とのデュエットダンスなど豊かな表情で魅了した。

 兵庫・宝塚大劇場で9月30日まで。東京宝塚劇場で10月18日~11月24日に上演。

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