【ヤクルト】村上、セの高卒2年目以内初の30号…10代初の月間10発

◆広島4─8ヤクルト(22日・マツダスタジアム)

 笑顔がはじけた。ダイヤモンドを一周した村上は、ハイタッチの列の最後に待っていたバレンティンと抱き合った。両チーム無得点の2回。山口の低め直球を振り抜くと、打球は中堅左の深い位置に飛び込んだ。高卒2年目以内では2年目の西鉄・中西(36本)、1年目の西武・清原(31本)に続き33年ぶり、セ・リーグでは初の30号。大台をクリアし、喜びもひとしおだった。

 これで8月は10本目。高卒2年目以内、10代選手で月間2ケタ弾は史上初だ。「打てれば打てるだけいいと思うし、打った結果が30本につながった。試行錯誤してやってきたことが8月につながっています」。相手投手は同じ熊本出身で同学年の山口。高校時代の直接対決はなく、意識しないと強がるが、17年のドラフト後にテレビ番組で「バックスクリーンに打ち込むぞ」と挑発。宣言よりはやや左にずれたが、それでもインパクトは十分すぎた。

 遠征でも普段と変わらず、8~9時間は睡眠。チーム唯一の全試合出場を続ける中、夏場の疲れを回復させることを意識。豪快さはリーグトップの巨人・坂本勇に2差に迫った本塁打やセ・リーグ1位の打点だけではない。3回に喫した今季149個目の三振は早くも球団の歴代2位に。若さと粗さを併せ持ちながらも、成長していく姿が低迷するチームの希望になっている。

 開幕スタメンに抜てきされたが、4月は2軍落ちも検討された中で結果を出し続け、チームに欠かせないポジションを勝ち取った。残り27試合。「まだまだシーズンは終わっていない。もっともっと打てるように頑張りたいです」。リーグ2冠に新人王も射程。個人記録よりチームの勝利を渇望する19歳は、さらに上を目指して歴史を切り開く。(田島 正登)

試合詳細

野球

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請