MGCへ「マラソン部」MHPS3人が意欲 井上大仁は「優勝目指す。自分が一番強い」

東京五輪マラソン代表選考会に向けて意気込みを語るMHPSマラソン部(左から黒木純監督、井上大仁、木滑良、岩田勇治)
東京五輪マラソン代表選考会に向けて意気込みを語るMHPSマラソン部(左から黒木純監督、井上大仁、木滑良、岩田勇治)

 2020年東京五輪マラソン代表選考会(MGC、9月15日)に臨む三菱日立パワーシステムズ(MHPS)所属の井上大仁(ひろと、26)、木滑良(28)、岩田勇治(32)が21日、長崎市の三菱重工長崎造船所で合同見を行い、代表入り、さらには五輪にかける思いを明かした。

 陸上競技部や駅伝部ではなく、マラソン部を名乗るMHPSはMGCに3人を送り込む。4人のトヨタ自動車に次ぎ、富士通とともに2番目の“大勢力”だ。特に期待が大きいランナーが、MGC出場31選手中、3番目となる2時間6分54秒の記録を持つ井上だ。昨年8月、高温多湿のインドネシア・ジャカルタで行われたアジア大会で日本勢32年ぶりの金メダルを獲得するなど悪条件でも強さを証明している。「優勝を目指します。レース展開は読めないので、タイムは全く考えていません」と堂々と話した。

 井上は日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=、前日本記録保持者の設楽悠太(27)=ホンダ=、昨年の福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬(25)=トヨタ自動車=とともに「4強」と目されている。山梨学院大2年だった2013年の箱根駅伝では大迫(当時早大3年)、設楽(同東洋大3年)とともに3区(21・5キロ)に出走。強風吹き荒れる箱根路で区間賞を獲得した設楽には2分4秒、区間2位だった大迫には1分56秒の遅れを取った。その時は大きな実力差があったが、6年の月日が流れ、マラソンで同等のレベルになった。「設楽選手、大迫選手は意識しますが、自分と向き合うことが最も大事。一番の敵は自分です」と井上。さらに「タイムで言えば大迫選手が一番速いですが、一番強いのは自分だと思っています。根拠ですか? そこを引いたらダメでしょう」と強気に話した。

 実力派の木滑は「五輪で走りたいという気持ちは強い」ときっぱり。30歳を過ぎて急成長中の岩田は「4年に一度の五輪。それが日本で行われる。日本で日の丸をつけて走りたい」と熱い気持ちを披露した。

 3選手を指導する黒木純監督(48)は「我々はマラソン部と名乗っているので、マラソンに特化した強化を続けてきた。3人を代表に送り込みたい」と大きな野望を明かした。

 MGCは9月15日に男女同時開催。男子は午前8時50分、女子は午前9時10分にスタート。まだ、完成していない東京新国立競技場のスタート、ゴールを除き、東京五輪の本番とほぼ同じコースで行われる。男女ともに上位2選手は代表に内定する。3位の選手も、MGC後の男女各3レースで設定記録(男子2時間5分49秒、女子2時間22分22秒)を破る選手がいない場合、代表となる。

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