【札幌記念】フィエールマン、猛追届かず3着も凱旋門賞へ合格点

スポーツ報知
フィエールマンは凱旋門賞へ視界が開ける3着

◆第55回札幌記念・G2(8月18日・芝2000メートル・札幌競馬場、良)

 サマー2000シリーズ第4戦の第55回札幌記念・G2は18日、札幌競馬場で行われた。川田が騎乗したブラストワンピースが、先に抜け出した昨年覇者サングレーザーをゴール前で首差とらえ、昨年の有馬記念以来となるVを飾った。同馬は3着のフィエールマンとともに仏G1・凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)へ向かい、日本馬の悲願成就に挑む。

 残り200メートル。3角過ぎから続くルメールの激しいアクションに、ようやくフィエールマンのエンジンがかかった。1完歩ごとに前との差は詰まってきたが、時すでに遅し。大外から繰り出した最速タイ34秒9の脚は際立っていたが、首、1馬身届かない3着。凱旋門賞へのステップレースを勝利で飾れなかった。

 それでも陣営に悲観の色はない。「いい競馬。コースは(小回りで)きついし、距離も短い。反応が遅かったが、直線は頑張った」とルメール。本質的に向かない小回りの2000メートルで存在感を示したことを評価した。

 G1馬のプライドを守る走りを見せ、大目標へ改めてゴーサインが出た。「全然悪い内容じゃない。あれで差し切っていたら、能力は二枚上ということ。2着馬は札幌が得意な馬で、コース形態で分が悪かった。ブラストと2頭で(凱旋門賞へ)行ければ」と手塚調教師。日本のホースマンが長く夢見てきた世界最高峰の頂へ、期待を膨らませた。

 今後はノーザンファーム空港を経由してノーザンファーム天栄に移動し、検疫を含めた遠征準備に入る。9月中旬には英国ニューマーケットに入る予定だ。「3000メートル以上の距離で勝ったけど、たぶん2400メートルがベストだと思う。今日は外を回って安全に乗った。一番の目標は次走。楽しみ」とルメールが言えば、手塚師も「おつりを残している。少しでもオッとなるような競馬をしたい」と上積みを見込む。日本の長距離砲が、急死した父ディープインパクトの夢も乗せ欧州へと飛ぶ。

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