◆第101回全国高校野球選手権大会第11日 ▽3回戦 星稜4x―1智弁和歌山=延長14回タイブレーク=(17日・甲子園)
智弁和歌山は延長14回タイブレークの末、星稜(石川)にサヨナラ負けした。今秋ドラフト1位候補の奥川恭伸投手(3年)に3安打、歴代2位タイの23三振を喫した。
智弁和歌山の高嶋仁名誉監督(73)とテレビ解説を務めた星稜の山下智茂名誉監督(74)は「こいつ本当に人間なんかな、と。それぐらい精密に、機械のように投げていた。びっくりしました」と絶賛した。「調子が悪かっただけに不安だった。履正社さんにしても智弁和歌山さんにしても、名前があるところにきっちり投げる。関心しました。低めの制球力がよかった」。球場を引き揚げる時には、奥川とねぎらいの握手を交わした。